松倉如子と夜久一@釜晴れ。
昨日は、釜晴れで、むっちゃ楽しみにしてたライブ。
松倉如子さんは、今年の3月以来だけど、
3月は船戸博史さんと二人だったので、
ソロの弾き語りは、ほんまに初めて。
ひと声目から松倉さんが溢れ出す。
心が虚空を彷徨うようであり、
大地にしっかり根を下ろしてるようでもある。
矛盾するようだけど、そうとしか言えない、
本当に不思議で唯一無二の声。

ギターの音も、時に、三味線を思わす、
弦が揺れてることを感じさせる響きもあって、
こっちも唯一無二やなあ。
歌ってると、すごく迫力ある声なのに、
MCになると、むっちゃ可愛らしい声。
この日は「歌とMCギャップあり過ぎ対バン」でしたわ。
この二人、初のツーマンライブらしいです。
「八木節」が、もう文句なしに素晴らしかった。
何か、神様をこの世界に降ろして来る神歌のようにも思えた。
MCで「釜晴れ」を「釜ハラ」と。
本人は「釜晴れと言った」と主張するも、観客、認めず(笑)。
「釜ハラ」って、一体どんなハラスメントなんや!

ステージの横にいる夜久くんとの会話が、おもろ過ぎる!
内容も口調も、もう子どもの喧嘩か!
一度、HillAndonの三木くんと三人で、
口喧嘩だけのライブやってほしい。
ワシ、それでもチャージ払って、観たい、思います。

そんな楽しいMCがあるから、雰囲気のガラッと変わる歌が、
さらに神々しく思えるのかもしれない。
なんかときどき、一周回ったのかどうか、
西洋の古い讃美歌のように聴こえたりもする。
本当に深い。
いろんな味わいのある音楽なんやなあ。
観ようによっては、昔の流しの風情まで感じたりもする。
悲しみや人生、背負いながら歌ってる感じからなのか。
今の歌手からは、なかなか匂わない香りを感じた。
松倉さんの独奏、観てると、
「弾き語りって、今現在の自分に真っ直ぐでいられる演奏方法やなあ」、と思う。
テンポ、リズムの緩急、繰り返し、曲順。
今思いついたことを、そのままやれるんやなあ。
人とやると、二人だとしても、そーはいかんし、
舞台演出や照明など、たくさんの人が関わる大規模ライブとかだと、
細かく決めて、それを実行しなけりゃあかんだろう。
たとえ自分で決めたとしても、
過去の自分に、今やりたいことを制限される。
ソロの弾き語りは、その点、自由やなあー。
今の自分に正直でいられる。
鈴木常吉さんや、加川良さんみたいに、
手拍子嫌がる弾き語りの人って、
この自由を邪魔されたくないのかも。しれんなあ、思った。
アンコールは、軽く、爆笑の中で。
あれ?このメロディって、鈴木常吉さんの「さよなら太陽」と同じか?
てことは、カーターファミリーの「永遠の絆」、
て言うより、ハイロウズの「日曜日よりの使者」って方が有名か。
そして夜久一くん。意外にも松倉さんへの思いを語るMCから。
意外にも、わりと流暢(笑)
聴くたびに、どこかしら進化してる夜久くん、
ほんまにどこまで成長するんやろ。
これだから観逃せないんですわ。
演奏中に弦叩く奏法も、この日、初めて観たかもしれない。

ギターの音が、なんだろう?
清流のように、透き通ってて、キラキラしてて、滑らかで、
体の両側を撫でながら通り過ぎて行くようだ。
本当に気持ちがいい。
お!夜久くんの「アリラン」も初めて聴くかも。
この辺りで、気がつくと、
ギターの音が男臭く変化していた。
少しブルースも混じってる感じ。
夜久くん、こんなギターも弾けるのか!
歌も骨太で、なんとなくダイアーストレイツを思い出す。
カッコええ。
本当に観るたびに変化してるんやけど、
それは「より夜久くんになった」と思える変化なのが素晴らしい。
夜久くんの中に、将来の自分の像があって、
それに一歩ずつ、近づいていってるんやろなあ、
と勝手ながら思って聴いていた。

斉藤哲夫さんの「悩み多き者よ」が、むちゃくちゃ良かった!
この日、一番くらいの大きな声で歌った気がするが、
声が大きいだけじゃなく、演奏そのものが、すごく大きな歌だと思った。
おお!叫びながら歌う夜久くん!
その叫び方が、なんとなく鈴木常吉さんを思わせる。

と思ってたら、次の曲、聴いたことのない不思議なイントロで始まる。
少しずつ進むと、ん?これは、、。
まさかの鈴木常吉さんの「目が覚めた」!
常吉さんを思い出した途端に!
なんだか鈴木常吉さんが、
どんどん膨らんでいくような気持ちになって、嬉しくなる。
夜久くんに、ただただ感謝してしまった。
演奏は、鈴木常吉さんが降りてきたようでもあり、
けど、夜久くんらしくもあり、
本当に夜久くん、いろんなものを、取り入れながら、
唯一の「夜久一」として、進化してるんやなあ、と感心してしまう。

客席にはカオリーニョ藤原さんも!
ラストの曲は「チャイナガール」。
夜久くんのキラーチューンらしい(笑)
わはははは!確かに唯一と言っていいくらい、
ダンサブルな明るい曲やけど。
ほんまに素晴らしい対バンでした。
打ち上げも、楽しゅう過ごさせて頂きましたわ。

【余談】
前回、夜久くんが来阪してた時、スケジュールに気づかず、行けず、
夜久くん、ワシが頼んでたLP持って来てくれてたのに、
ワシがおらんで「もう絶交する!」言ってたらしいけど、
普通に、喋ってもらえて、良かったっす(笑)
怒ってたけど。LP持ってきてくれてなかったけど(笑)

嬉しい〜〜記念写真。
加藤さんから頂きました。
加藤さんも、松倉さんからの、もらいもんらしいけど(笑)
甥っ子に「松倉さんのXの写真でおっちゃん見て、
おっちゃんのブログ読んだで」言われた一族新年会。
あいつ、松倉さんはフォローしてて、
ワシはフォローしてないってことか。
まあ、親類にブログ読まれるの、ちょい恥ずかしいから、
それでええんやけどね。
(20260102記)

