極寒京歩き①「NIGO®と半泥子」@ZENBI。

昨日は無茶苦茶寒かった。
午前中から京都、行くつもりやったけど、
寒過ぎて、体にスイッチが入らない。
昼飯、行きたい店あったんやけど、それは諦めて、
少し温かくなるのを待って、
昼過ぎに、お京阪で向かう。

こんな時間帯やったんで空いてるか、思ったんやけど、
意外と京阪特急、混んでて、
人混みがしんどかったのと、ちょい疲れ気味で座りたかったのとで、
久しぶりに指定席に。
静かで、ゆったりしてて、500円なら値打ちありやな。

車掌の車内アナウンスの声が、
瀕死っぽくて、少し不安ではあったが。
あまりに、か細くて、ちょっとおもろなって、
録ろうとしたけど、基本、録音されたアナウンスが流れるんで、
車掌の肉声が出るタイミングが難しく録れず。
ほんまに、「お腹痛いの?それともお母さん、亡くなったの?」って、
聞きたいくらいでした。

祇園四条駅で降りて向かったのは、ZENBI
今、「NIGO®と半泥子」という展覧会、開催中です。

ワシ、川喜田半泥子さん、陶芸家としても人間としても、
好きなんですわ。
実業家として成功して、数奇者としても知られたあと、
還暦くらいから陶芸始めて、お金に困ってないし、
陶芸家として名をなしたいというより、
「こんなものが欲しい」「こんな茶碗でお茶を飲みたい」
という目的のためだけに、茶碗を作り、
いろんな場所の土を探して、合う土を求め、
亡くなるまでの20年くらいの間に、
ひたすら陶芸に勤しんだ人物。
あのネクタイにYシャツ、スリーピースのベスト着たまま、
ろくろ引いてる写真が、すげえかっこええ!思ってました。
わかりやすく作務衣とか着て、その気分になってる人より、
なんか混じりっけない陶芸への欲求、感じます。

川喜田半泥子無茶の芸 」。

で、作られる作品、そんな派手なわかりやすい特徴もなく、
ほとんど絵付けもなく、ある意味素朴なんやけど、
なにか、凛とした気品があって、堂々とした風格もある。

写真はネットから。

焼いてる時に壊れた壺も、捨てるのではなく、
その形を面白がって、竹筒入れて花器として使ったという話にも、
なんか痺れてしまいました。

NIGO®さんという方は、ワシ、存じ上げなかったんやけど、
有名なファッションデザイナーらしいですね。

前置き、長くなりましたが、展覧会の話です。

ここの美術館、小さいんやけど、落ち着いてて、すごい好きなんすわ。
いつも、ワシ一人か、他にいても一人か二人って感じなんですが、
この日はけっこう他にも人がいました。
けっこう若い人も多くて、みんなオシャレな感じでした。
NIGO®さんって、そんな有名なんやろか。

ワシ、半泥子さんの作品、展覧会でひとつふたつ観たことはあるけど、
こんなにまとめて観るのは初めて。
いやあ、予想以上に好きですわ〜〜。
なんやろなあ、ありふれてるようにも見えるけど、
なんか誰にも頼らず、誰にも媚び売らずに存在してる感じ。
惚れ惚れしまうわ〜〜。
ZENBIさんの展示方法もええんやろなあ。

この地面スレスレの窓も、いつも何か展示してて、楽しみにしてます。

上の写真が、NIGO®さんの作品。
そうとう半泥子さんが好きらしいです。
それがほんまに伝わってくる作品でした。
ファッションデザイナーが趣味で軽い気持ちで作った、
というわけではなく、本気で半泥子さんに惚れて、
相当、いろいろ作らはって、
気持ちを込めて、陶芸してはるのが分かる気がしました。

半泥子さんの伊賀の水差。
これそのものかどうかは分かりませんが、
ワシが最初に半泥子さん、好きになったの、
この伊賀水指でした。
ぼってりとした安定感のあるフォルム、
自然釉の具合もええ感じやなあ。

この釉薬のひび割れた感じも、味わいあるなあ。

半泥子さん、絵もええんですわ。
ほんま、すごい才能やなあ。
実業家にしとくの、もったいない!
還暦過ぎてからでも、こういう工芸の世界に来てくれて、
ありがとうございます!
と言うか、実業家として活躍して、
数奇を極めてから始めはったからこそ、
こんなに味わい深いものが作れたんかもしれんなあ。

写真だと分かりにくいけど、
お椀の中にコブみたいなんができてる。
これを面白がる半泥子さんがええなあ。

こちらは、釉薬が切れてしまったところのある器。
ほんまええ味が出ておりま。

ここの展示の仕方も、ほんまに好きですわ〜。
半泥子さん、来る前より、ずっと好きになりました。
ありがとうございます。

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