あの頃のりょうちゃんのために観に行きました。BBBムービー「カリギュラ 究極版」。

公式サイト
公開当時の1976年頃、すげえエロいことや、
俳優やスタッフが逃げ出したり、公開禁止になったりして、
なんやかや話題になってた映画。
当時中学生やったワシは、当然観に行けなかったけど、
エロってことに、反応して、すげえ観たかった。
もう、その頃のエロい興味はないものの、
あの頃のりょうちゃんの口惜しい思いに応えてあげようと観に行った。

まあ、やりたい放題の酒池肉林。
エロいとは思わんものの、こんなんノーカットで上映してええのん?とは思う。
アンダーヘアはもちろん、男根、モザイクもボカシもなしで、見えまくってたんですけど。

初っ端から、ティベリウス役のピーター・オトゥールの鬼気迫る表情にやられて、
エロい部分より、ストーリーに惹き込まれました。

史実はともかく、この映画でのカリギュラは、
ほんま好き放題やって、少しでも気に入らないと処刑、
しかもかなり残忍なやり方での処刑も。
なのに少しも楽しそうやない。
権力と恐怖で人を縛り、やりたい放題やった結果、
いつ裏切られて刃が自分に向くか、猜疑心に囚われ、
誰をも信じられなくなる。
多分、自分をも信じられない状態なんやろな。

唯一、自分にダメ出ししてくれる妹を失ってからは、
周りには、怯えながら従うものしかおらん。
そんな人生、おもろいわけないやろなあ。
孤独しかない。
これがティベリウスの言ってたもんなんやろな。

エロ部分、差し引いて考えたら、
これは独裁的権力を振るうもの、
すべてに共通するものなのでは、と思えて来た。

ロシアや中国、北朝鮮などの一党独裁だけやなく、
アメリカや日本でも、権力を振り翳し、
ポピュリズムで国民を分かりやすく扇動するような政策を振り撒く、
まさに、この映画のカリギュラみたいな政治家が増えてる気がする。
今、この時代に、リバイバル公開したのって、
その辺の理由かもしれんなあ。

まあ、総合的に、映画としては、名作とは言えんなあ、思ってしまう。
エロいシーンを入れたかったからか、3時間超えは、長過ぎやなあ。
エロいシーン削って、2時間くらいにしたら、名作とは言えなくても、
「駄作」と言われるほど、ダメでもない気もする。

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