社会的意義の大きい映画だと思う。BBBムービー「Black Box Diaries」。
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怒り、戸惑い、不信感、、。
観て数日経つが、いろんな思いが整理できずに渦巻いている。
初めに言っておくと、ワシ、伊藤詩織さん、
はっきり言ってワシの苦手なタイプである。
近くにいらしゃったら、嫌悪しそうな気がする。
それでも、この映画を発表することは、
社会的に大きな意義があると思う。

映画自体はしっかり構成された一流のドキュメンタリーだと思う。
自分のことを素材に客観的なドキュメンタリーを作る、
というのは、すごく大変なことだと思うけど、
彼女は、それをやってのけた。
映画人として、というよりジャーナリストとしての彼女の矜持の賜物だろう。
社会正義として、これをそのままにはして置けない、
多くの悲しむ女性をおいてはおけない、という
ジャーナリストとしての使命感があったのだと思う。
本当は、こんな映画が作られなくてええくらい、
性犯罪被害に遭った女性が、堂々と声を上げられる世の中になるべきだと思う。
いや、それ以前に性犯罪がなくなるべきなのだろう。
性犯罪を含め、こういうハラスメント自体、
少しでも減らすためにも、この映画の持つ意義は大きいと思う。
この映画は二つの日本社会の抱える問題を示していると思う。
女性に対する性犯罪を、本人すら、隠そうとしなければならない状況、
この憎むべき犯罪を、本人の恥としてしまう社会。
そして、強者、およびその周りに対する忖度。
この加害者がもし、市井の一般人だったりしたら、
ここまで露骨な擁護にはならんかったのではないか。
捜査員A、協力してくれたのはええけど、
「そのやり取りもハラスメントやない?」思いましたわ。
警察組織に蔓延るセクハラ土壌の深さを見た思いです。
この映画、権利関係の問題で揉めて、
日本での公開が遅れた。
そのことに関して、ワシはいうべき立場にはないが、
この映画を公開しないことで、得するのは誰か、という視点で、
公開のために、どうすればいいか、
団結してほしかったなあ、と個人的には思った。

