2+2=3。BBBムービー「アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス」

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いやはや、すごい脚本の映画だった。
基本的にワンシチュエーションだけど、
終わってみると、いろんなシーンが頭に残ってて、
ワンシチュエーションだったとは思えない。

しかもそこでの、二人会話がベース。
主要登場人物は、この二人だけ。
いや、もう一人いて、この二人が二役やるんだけど、
合計すると、3人になるのである。

つまり、この二人の演技力が凄まじく、
この絵的に変化のない90分を、
全く飽きさせない。

いや、絵的に変化がないことはない。
この限られた世界で、カメラは目高になったり、見上げたり、
わざと空間を広く開けたり、突然アップになったり、
どういう構図で撮るか、その構図にどんな意味があるか、
ものすごく練られている。
だからワンシチュエーションでも退屈しないし、
実際には映っていないシーンが頭に浮かんでいるのかもしれない。

若い方の彼の表情の変化!
最後に相手をあそこに持っていこうと
初めから企んでるんだとしたら、
どれほど、巧みなんや。
しかも、その巧みさも、もしかしたら、
ひっくり返っちゃってるのかもしれないのだ。

なんつー計算された映画なんや。

もう一度観ないと理解できないかもしれん。
すごいやり取りでした。

そして、観終わった後、
「なるほど!だから、こんなタイトルなのか!」と
また、もうひとつ、驚かされちゃうんでした。

それにしても、この映画、脚本、演出、カメラ、照明、
そして出演者、すべての関係者が、
この映画を完璧に理解してて、
ひとつのものを追いかけてなければ、成立しない気がする。
そういう意味では、ものすごく高度な映画だと思う。

フィリピン、やるなあ!!

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