修学院離宮見学。

本日は、修学院離宮の見学。

話は三ヶ月ほど前に遡る。
太陽の塔がネットで申し込めると聞いたワシは
喜んで申し込もうとするが、
なんのことはない、ずっと予約満杯。
なんだか悔しくなって、やっぱり申し込まないと見学できない施設を
なんか予約しようと思った。
思いついたのが、桂離宮と修学院離宮。
試しに検索してみると、
ネットで申し込めるように
なってるではないか!
喜んで、一番近い土日で
空いてるとこ探し、予約した。
で、予約して気がついた。
梅雨入りしてそうなとこやん!
しかも昨日は、土砂降り。
ドキドキしながら京都に向かうと、
これ以上ないくらいの快晴!
うきうきしながら、叡電乗って、
集合時間の30分も前に修学院離宮に着く。
着いてみると、当日でも
空きがあれば見学できることがわかったが、
まあ、それはそれ。
予約して、この日が来るまでの
ワクワクも含めて、見学だ。
良しとする。

テレビ番組の特集などで見てはいたが、
修学院離宮は思った以上に、
開放的で、そんなに庭園庭園してない。
庭としての完成度なら、島根の足立美術館の方がずっと上だろう。
敷地の中には棚田が広がり、東山の裾からは、人工の滝から、
川を堰き止めて作った舟遊びのための人工の池が満々と水を湛える。
建物も、きちんと作られてはいるが、
離宮というには簡素。
高台なので、北山連邦や、
下鴨神社など越しに西山まで見渡せる。
ここには宿泊の施設はないそうだ。
あくまで日帰りで遊ぶための施設なのだ。

池は言い方を変えればため池、
それに続く棚田、
つまり、この庭園は、
日本の原風景なのかもしれん、と思った。
天皇が、あくまで農耕民、
稲作民族の長として日本を治めた、
という記憶が、この庭園には
息づいてるのかもしれない。
江戸期までは、柵もなく、
周辺の人も普通に入れたらしい。

人工ではあるが、緑に満ちたこの風景を見て、
なんだか、もあ〜と安心感が湧いて来たのは、
ワシに流れる稲作民の血が呼応したのかもしれない。

高台からの借景が最高に美しくて気持ちいい。
解説のお話聞くと、この借景のために、彼方に見える山まで
国有なのだそうだ。
ひ〜〜!そこまでしてこの風景を保ってるんや!すごいなあ。

少々暑かったが、一度は来なければ、
と思ってた場所。
岡本太郎のおかげで、思い切って来ることができた。
ありがとう!太郎さん!!

しかも、叡電に戻ると新車両「比叡」が
偶然やって来た。
比叡狙いの乗客で満員だったが、
こてっちゃんの血が騒ぐ。
嬉しい。

さて、申し込まなければ見学できない
シリーズ第二弾の桂離宮は、
今月末、梅雨のど真ん中の予定。
どうなることやら。

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