京都美術館巡り①「トラ時々ネコ 干支セトラ」@福田美術館。

先週金曜のことだが、京都の美術館巡りに出かけた。

まずは、嵐山の福田美術館の「トラ時々ネコ 干支セトラ」。

ワシは、今年還暦、つまり年男、つまり寅年生まれ。
絶対に行かなあかん、思ってた展覧会。
行こうと思ってたタイミングで自宅療養になったりして遅れてしまったが、
ようやっと訪問でけた。

虎は、日本には野生ではおらん動物で、
その頃の画家は生きてる虎を見たことがなかったので、
毛皮を見たり、それを猫に被せたりして、
想像しながら描いたらしい。
虎の毛皮と一緒に豹の毛皮も輸入されたので、
豹を雌虎と勘違いして、
虎と豹を一緒に描いた絵もけっこうある。
(今回の展覧会にはなかったが)
なので、明治期に本物の虎が日本に入ってくるまでの虎の絵は、
なんだか猫っぽかったり、キャラ化されてたりで、面白い。
写実を旨とする円山応挙も、子猫みたいな虎描いてる。

ワシ的には、おっさんが女装して、下手な流し目やってるみたいな
曾我蕭白が好きやなあ、思ってたら、人気投票やってた。

ワシはもちろん、曾我蕭白に入れたのだが、前期の結果を見ると、
う〜む、やはりネームバリューもあるのか、円山応挙が今の所、一位のようだ。
まあ、確かに、円山応挙やなくてもかわええなあ、思う虎ではあるが。

明治以降になると、途端にリアルになるのだが、
もう目がキャラっぽくなったおもろい虎に慣れてたので、
まったく面白いと思えなかった。

2階は干支のコーナー。
一階でさんざん観た虎以外の、十二支の動物を展示。

十二支には漏れたけど、虎の親戚で、
展覧会会期間中、20220222、猫三昧の日もあるってことで、
猫の絵の展示もあり。
その中で一番別嬪さんやったのがこれ。

ちょっと映り込みで観にくくて、すみません。
福田美術館は、特に「ダメ!」という印のないものは撮影できるので、
撮りまくってしまった。

福田美術館は、それほど広くなくて、厳選された絵をゆっくり観られるところが好き。
あと、このロケーションが抜群。

普段は美術館では、あまり喫茶室とか寄らないが、
ここは必ず寄ってしまう。
 
ふわーッと多幸感に包まれる。

けど、しまった!
ここのストローは、苦手な紙製やった。
せっかくこういう時のために、
マイストロー持ち歩いてるのに、
忘れてて、リュックごと、ロッカーに預けてしもた。

グッズコーナー、今回の目玉はとらやの羊羹。

なるほどな。
買いはしなかったが。

実は、一番受けたのは、玄関に置いてあった「ねこ様用顔はめパネル」。
ちゃんとねこ様の乗る台も作ってあった。

是非、実際やってるところが観てみたいと思って、Twitterで検索してもうた。
(すみません!拝借しました)

全部かわいい!!
ダウンロードして自宅でやった方もいるみたい。
やりたい方はどうぞ、こちらから無料ダウンロードしてください!

気づきました?
猫の中には、むぎ(猫)も、混じっております。

この展覧会は、4月10日まで。
顔はめパネルは無料区域にありますんで、
愛猫つれて、お出かけください!

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