旅する旅館、播磨町へ。

島根県隠岐の島に、ほんまに
パラダイスのような旅館があります。
飯がうまあて、酒がうまあて、
ええライブやってて、
静かできれいな海があって、
これ以上、何を望んだら良いのか、
わからなくなります。

そして、他には絶対ないだろう特徴は、
その「なかむら旅館」は、
『旅する旅館』なのです。
その旅が、今回は、わりと近くに
来てくれました。
出かけないわけがありません。

朝9時に家出て、山陽電車で播磨町へ。
場所は、昔ながらの公団の一室、
それを改造した日当たりのいい部屋。
趣味よく設えられた部屋は、
天気も良く、ポカポカとして、
それだけでもパラダイスに一歩、
近づいています。

そして、もちろん、なかむら旅館ですから、
うまい飯、うまい酒、ええライブがあるのです!!
最初の食前酒、そして海藻三種で
既に衝撃を受けましたが、
その後も衝撃の連続です。
海のものは、もちろん文句なし!
野菜も味が濃く、なんぼ食べても食べ飽きない。
近くの方が「人参で感動したの初めて」と
言ってました。
知らない人ですけど、頷きました。

たまらんくらいプリップリの牡蠣が出ましたが、
ワシは何度か牡蠣でえらい目にあったので、
よう食べられなくなり、
皆さんの「うひょー!」とか
「ぎゃー!」とか感動のあまりの
奇声に耳を閉ざしていました。
けど、代わりに出していただいた
ローストビーフやイカのシマメで
ワシ自身が奇声の発生源にも なっておりました。

シルエットクイズ。
カーテンの向こう、
左手の人物は?

幻の隠岐牛を、六種の調味料で頂いた後は、
(ジェノベーゼソースと赤パプリカのソースが、たまりませんでした。)
本膳という、ご飯と味噌汁の香の物が
出てきます。
本膳はみんな揃って、
ホスト側の主人が挨拶をしてから
食べるのが隠岐の習わしらしく、
そのご挨拶をしたのが、
スーマーさん。
本膳とデザート頂きながら、
スーマーさんライブです。

なんの贅沢やねん!この時間は。
スーマーさん「昼間歌う歌がない」と
言いながら「エーデルワイス」で始め、
「古いフレイトレイン」と続け、
少しきつい目の室町の純米酒を
飲んだワシは、完全に夢モード、
パラダイスモードに入ってきました。

「マザーネイチャーズ サン」、
「リリーマルレーン」と
ますますうっとりさせといて、
「行き当たりばったり」で閉めますか?
このお方は!!
初めての人が多かったようで、
歌うまではしませんでしたが、
ほんまに「昼間には昼間のスーマ」、
とゴロよろしく決めてくれはりました。
うまい飯、うまい酒、ええライブ、
やはりこの3つ揃ってこその
なかむら旅館を堪能させて頂きました。

そのあと、第二会場に場所を移し、
スーマーさんやテツさん、村田さんと
うだうだやってると、
なんと!米子からピコさん夫婦!!
「ドライブ」と言いながら、
多分三時間以上かかる道のり、
「夕方には用事あるから」と
滞在時間1時間ほど。
アホや!この人たち、ほんまにアホや!
ワシ、こーゆーアホが大好きや!!

けど、たくさんの海士町の方々、
名古屋の村田さん、スーマー さんは横浜から、
ピコさんは米子から。
初めての場所でもあって、
ワシが一番近くに住んでるはずやのに、
なんや、どこにおるのか、
全くわからなくなって来た。
確か兵庫県、
せやけど兵庫県にしても、
日本海側に思えて仕方ない(笑)

ずっと気になってた海猫楽団の
五月さんとも知り合いになれたし、
気温は低かったけど、
日差しは暖かく、
室内で、酒飲んでボーッとしながら、
ゆるーく喋る時間は、
永遠にこのままで構わんと
思うほど、気持ちよかったので
ございます。

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