玉造温泉 湖篇】
北斎展は、人が増えるばかり。
時間潰したのに、より混んでるタイミングで
入るのも癪に触るので、
なんか他のことやろうと、
考えを巡らす。
そや!ワシ、玉造温泉行ったことなかったんや!
検索すると日帰り風呂やってるとこ、
けっこうあるみたい。
「露天風呂から宍道湖が見える」に釣られて、
玉造国際ホテルへ。
さすがに風呂の写真は拾いです。
対岸がかすかに見える。
今日は、どん曇りやけど、風はない。
つがいの鴨の二本の航跡が、しっかり辿れる。
遥か彼方の山陰合同銀行の高層ビルや、
飛び立とうとする鴨が、
鏡のようになった湖面に
輪郭を揺らさず写っている。
カイツブリの潜ったところには、
綺麗な同心円ができる。
のたりのたり…。
世はこともなし。
ホテルの人に聞くと、玉造温泉の中心地は
山あいなので、ここは随分外れらしい。
これでは玉造温泉に来たことに
ならないではないか。
というわけで、玉造温泉山篇に続く。