【玉造温泉 山篇】

なるほど!勾玉を作っていたから玉造なのだな。
つーことは、大阪の玉造と同じ語源なんや。
まずは玉造神社にお参り。

なんか「叶い石」という
願い事を叶えてもらう儀式があるらしいので、
観光客らしく、ちゃんとやって来た。
願い事の内容は、まだリークできないが、
もったいぶるほどのことでもない。
境内には「こんなでかいの初めて見た!」と
驚くほどの椿の大木があった。

麓を流れる川、鴨はわかるが、
何?これ?たぶんげっ歯類?
巨大な鼠のような生物がいた。
ペットなのか?あまり人を恐れる様子はなかった。
(後日、友達にヌートリアだと教えてもらう。)

玉造温泉は、川を挟んで、両側に
大きな旅館の立ち並ぶ立派な温泉街やった。
少し城崎温泉を思い出した。
しゃらくさいが星野リゾートまでありやがる。

日本家屋に、らしくないペイントを施した怪しげなカフェ?があった。
これを見てて、なんとなく
浜田真理子さんがエッセイに書いてはったけど、
玉造温泉にしばらく住んではったこと、思い出した。
エッセイでは、ずいぶんいかがわしい
イメージやったけど、
今はずいぶん変わってしまったのかな?

この川は、玉造温泉から宍道湖より、
つまり下流に行くと、岸辺の緑と、
桜並木がさらに素晴らしくなった。
桜は、早くも蕾を付けて、
春の準備を始めていた。

桜満開の時期に、
この川越しに、山陰の新型車両
「天地(あめつち)」が通るとことか
見られたら、たまらんやろなあ!…と、鉄心が疼く。
わ!駅に着くと、その天地、10分前に出てしもとる!!
宍道湖を望みながら、鈍行列車で、松江を通過する。

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