琉球フェスティバル2024大阪。
こないだ、土曜日は、大阪城の野外の音楽堂に、10年ぶりに大阪で開催された、
琉球フェスティバルを観に行った。
※やや、個人的な好みの発言がありますが、
ワシの個人的な感想の覚え書きなので、
ご勘弁ください。
始まる前に、小雨が降ってきた。
まあ、天気予報通りなんやけど。
「これ以上、降らんでね!」と祈る。
オープニングは、琉球國祭り太鼓。
踊りも音も勇ましくて、かっこいい。
けど、ユニゾンで勇ましく歌うと、
なんだか「よさこい」に似てくるんよなー。
ちょいドキュンな匂いのする感じ。
そして、新良幸人さんは、パーシャクラブで登場。
ソロではよう拝見してるけど、
パーシャクラブでは久しぶりやなー。
ソロよりフュージョンっぽい感じで、モダン。
「安里屋ユンタ」にも、ぶっといドラムンベースみたいな重低音、
ぶっ込んで来る。
テクニックも、皆さん素晴らしい。
だけど、なんだか八重山の海が、頭に浮かんでこないんよなー。
そやからワシはソロの方が好きなんやろな。
石垣島で土砂降りの中で観た幸人さんや、
酔っ払ってフラフラになりながらやる一合瓶ライブ、
とかの方が好きやなあ、と改めて思った。
お!二組目は仲宗根創くん。
「あっちゃめーぐゎー」から。
転がるような三線、艶やかな声、嬉しいわあ。
サンレレでやったオリジナルソングが、かわいくて、気持ち良くて、沁みたなあ。
お〜っ!島袋辰也さん出て来て、二人で。
これは初めて観るなあ。嬉しいー。
島袋さんも、美声!ちょいと男らしく野生的なところが、
優しい創くんと好対照やな。
知名定男さんのお弟子さんと登川誠仁さんのお弟子さん、
やっぱり、この二人はホンモノですわー!
ちゃんと、師匠から何かが受け継がれてます。
嬉しいっす!
長丁場なんで、腹ごしらえもしておこう。
塩焼きそば、まあまあで、ございました。
一曲やって、島袋さんお一人で。
ちょうど気持ちええ,風が吹いて来た。
もう20年以上前かな、
読谷村の坂の途中の海の見えるカフェで、
ちょいうつらうつらしてた時のことを思い出した。
あの時も、こんな風が吹いてたのかなあ。
島袋さんの歌にも、沖縄の風が吹いてる気がした。
続いてネーネーズ、もう六代目らしい。
モーニング娘。AKBにつながる卒業システムを
初めて導入したグループかもしれんなあ。
懐かしい曲が聴けて嬉しい。
ああけどやはり、初代や二代目のような
ゾクゾクするユニゾンの強さには、及ばないか。
少しか細い印象。
やっぱり、初代は奇跡の組み合わせやったんやなあ。
まあ、古謝美佐子さんが一人でも奇跡のような存在やしなー。
おお!創くんと辰也さんが出て来た。
うーん!歌に芯ができる!やっぱすごいわ!この二人。
一番聴きたかった「真夜中のタクシードライバー」はやらなかった。
残念!
続いて、生では初めて観るホルキーズ。
BEGINの比嘉栄昇さんの息子、比嘉舜太朗さがドラム&ボーカルのバンド。
若く明るく楽しい琉球ポップスやなあ。
夏の海岸には似合いそう。
人気あるんやなあ!
客席にはタオル回す人がぎょうさん。
上手くてノリがええしね。
ワシ的には、ブルースではなく、
少しロックに寄ったBEGINてイメージかな。
きいやま商店は、ホルキーズをバックバンドに。
お!出囃子曲は「月ぬ美しゃ」!これは大工さんバージョン?
おお!いきなり立つ人も多し。
流石にステージ慣れしてて盛り上げる。
リョーサくん、フレディ・マーキュリーの「デーオ!」で、盛り上げ(笑)
いろんな技、持ってはるわー。
メンバー紹介は、ミュージシャンだけやなくて、
スタッフも、くまなく紹介。
行き届いてます。
琉球國祭り太鼓まで飛び出して、客席も、ほぼ総立ち。
流石に芸達者のエンターテイナーすわ。
あららら!インタビューコーナーで、
マストさん、頭ツーブロックとゆーときながらノーブロックというネタ、
それ、大工さんの持ちネタやん!
後輩が先にやっちゃって、ええのかな〜〜(笑)
というてる間に大工さん出て来た(笑)
一瞬で空気が変わる。さすが。
で、構わず、いきなりノーブロックネタ、
大工さん、タフです!
ああ、やっぱりすごいなあ。
あっという間にワシは八重山にいてる気分に。
八重山のぬるくておだやかな波が、
体中を包み込む気がした。
お!苗子さんのラップネタ。
ワハハハハハハ!一番受けてますやん!
で、最近の関西ライブでの定番、河内音頭!
ちょいすべり気味なんもあったけど、
MCもいつも通り、ダジャレ満載、
苗子さんの踊りも披露して、
ほんま、マイペースの方達です。
ラストは「さよなら港」いやあ、やっぱり楽しいわー!
大工さんがいてて良かったー。
トリはスペシャルバンドらしく、
まずはBEGINの島袋優さんが、ホルキーズと出て来て、
BEGINナンバーを。
お!ネーネーズが出てきて「ノーウーマンノークライ」を。
懐かしいわー。
「黄金の花」が生で聴けた。これはちょい嬉しい。
優さんと交代で島袋辰也さんがネーネーズと。
知名定男さん門下生組や!
曲は「ジントーヨーワルツ」。
ホルキーズは、もうハウスバンド化して、出ずっぱりです。
沖縄音楽界、先輩後輩の掟、厳しいからなー(笑)
動画は、師匠バージョンを。
そうや!これ、てるりんさん、作曲やったんや!
ハウスバンド、ホルキーズそのままで、
宮沢和史さん、登場。
「星のラブレター」から。実はこの曲のプロモビデオ、ここで撮ったらしい。
へー!知らんかった!!
間奏のハープソロ「てぃんさぐぬ花」混ぜたり、
さすがのベテランの技。
たぶん、この動画のことなんやろな。
おお「風になりたい」やん。
なんかベストアルバムみたいな選曲やな。
おお!島袋優さん出て来た。宮沢さんとの共演て、
観たことあるようでないかも。
曲は「島唄」。さすがに盛り上がりますなー。
めちゃくちゃ盛り上がったとこで、
仲宗根創くんと琉球國祭り太鼓、出て来てフィナーレへと。
この増えていく感じ、なかなかええなあ。
アンコールは、用事で、この日中に沖縄帰った、
きいやま商店以外の全員で「島人ぬ宝」。
大工さんも歌ってはるみたい。
知ってはったんや(笑)
ラストは「豊年デービル」で大カチャーシー大会。
これで終わりかと思ったら幸人さんの「もう少しする?やらして!」で「唐船どーい」。
なんとか最後まで天気持ったー!
良かったー!
金がなくて、外で聴いてた辻くんと遭遇(笑)
野外ならではですなー。
けど、これくらい気楽に楽しむのも、ええかもな〜〜。
最後に、ちょっと個人的な見解です。
けっこう楽しかったんやけど、今回の琉球フェスティバルって、
昔のに比べると「内地の人が考えた沖縄音楽の祭典」感が拭えなかった。
沖縄の音楽って、もっといろいろあって、豊かやのになー。
そういう意味では、奈良公園でやってた「ムジークフェスト」の方が、
沖縄の音楽への理解は深かったような気がする。
竹中労さんのレベルまで理解するのは、なかなか大変なことやろうし、
お客さんが、こういうのを求めてることも、わかるんやけど、
ゆーたら、国際通りにある観光客相手の民謡酒場と似通った、
無難なイメージを感じた。
もちろん、そういう部分も必要なんやろうけど、
沖縄民謡が、内地で、ほとんど知られてなかった頃に、
「沖縄民謡の豊かさを知らせよう」と始まった姿勢に立ち戻って、
観光で沖縄に行って、民謡酒場楽しかった!くらいに感じてる人を、
引っ張って、違う次元を見せてやろう、
くらいの気概があったほうがな、とは思った。
伝統ある、琉球フェスティバルだからこそ、
もっと踏み込んで欲しかった気がする。
平井さんに教えてもらったんやけど、
仲宗根創くんも、こんな面白いことしてるんやもんなあ。
こういう今の沖縄を感じられる動き、みたいなのが、
もう少し観たかったなあ、とは思った。
せめてアサイラムとかに行って、
勉強して欲しいなあ、とは思った。
琉球フェスティバル東京は、
9月23日に第一回の開催された、日比谷公園大音楽堂で、
開催予定です。