音と踊りのイベントGENTEN9@兵主神社。

今年のゴールデンウィークは、岸和田の兵主神社の
音と踊りのイベントGENTEN9」で始まりました。
4月29日、30日、通いましたよ。
ちょっと離れてるので、なかなかよし行くぞ!
という気持ちになれずに初参加でしたが、
そのことを後悔するくらいええ祭りでした。

たぶん初めて降りる駅、春木から川沿いをしばらく歩きます。
川には亀や鯉がうじゃうじゃいます。
ちょっと怖いくらい。

着くと、ザ・バクマイズ始まってました。
相変わらず、気持ちいい!
こんだけ屈託のない、まっすぐなロケンロールって!

大木の下のステージもええなあ。
もう既にええ祭りであることを確信し始めます。

吉田寮で食べ損ねた「かじまや」のラーメン、売り切れんうちに食うとこ。
おお!やっぱり美味いわ。

ちょっと落ち着いて、会場を歩き回ってみます。
出てる店もロケーションもええです。
お!ジャイアントステップスの傀儡が出番待ちしてる!

ステージでは南部式始まる。

仁太さん、大病されて一時は半身が動きにくかったそうやけど、
もう見た目的には、以前となんの違いもない。
喋りも滑らか。ああ、この口上、仁太さん、お帰り!!
音楽も、土着的で素晴らしい。
おお!ジャイアントステップスも出て来て踊りまくる。
橋の下やんか!

会場には、カオリーニョ藤原さん、ターボー&ムニエルズのターボーくん、
デグルチーニさんと、出演以外のミュージシャンも結構来てはる。
おもろいなあ。

仁太さんに煽られて、会場中に「おっぱい!」の声が響き渡る。
めっちゃ住宅地やし、神社から聞こえてくるし、
周りの住民さん、どない思ってるんやろ(笑)

スドウPユウジさんのライブペイティングもおもろかったです。
最後、龍になるとは予想できんかったなあ。

鴨印Hibiki&Junsさんは、アフリカかな?小さいおもちゃみたいな楽器で、
パフォーマンス&演奏。
リズムがおもろいです。

続いては、お座敷ステージでJON(犬)さん・タカダ・アキコさん・サ々キDUB平さんのコラボ。
JON(犬)さん、初めて観るんすが「むぎ(猫)」ちゃんが参考にしたってこと聞いてたんで、
一度観たいと思ってたんでした。

むっちゃローファイな音で、結構攻めた歌詞!
いい!めっちゃいい!!
サ々キDUB平の映像もアナログな質感があって面白い。
そして、タカダ・アキコさんの踊り!
観客も巻き込んで、不思議な楽しくて、一体感のある世界が広がるわ〜。

けっこう雨が激しくなって来たので、PLUTATA・GIANTSTEPS、石丸だいこさんも
お座敷ステージで。
そら龍が踊りまくるんやもんな。
雨も降るわ。
ちゃんと雨乞いができてるってことやな。

この組み合わせ、もちろん、最高って知ってたけど、これはこれは!!!

もうどこからが演者か、どこからが観客かわからんし、そんな区別も必要ないか。
これが祭りやなあ。

橋の下に比べて会場が小さいのと、小さな子供のいる家族連れが多いのとで、
なんか老若男女巻き込んでの一体感が、ものすごい。
初めて観るもんをワシは、目にしている。

なんか全勢力を搾り取られた感じで、このあとしばらく
出店してる犬吉でぼ〜〜っとしてました。
雨でドロドロになったからか、犬吉は店員全員裸足に、名前も変わってました。

ちょろっと覗くと、次のdracaenaは、ハイトーンの男性ボーカル、
爽やか系の優しいバンドでした。

雨の夜の神社、不思議な光に照らされて、なんだか怪しいっす。

この日のトリは、Taz&KAIJUBAND。
ちょっとファンクの混じったスカっぽい音で、
ときどきじゃがたらっぽくて、なかなかかっこいい。

最後は、えらく盛り上がりました。

終わると、結構な雨、「明日も来るから返せるか」と傘をお借りして、
春木駅から南海で天下茶屋へ。
そのまま地下鉄で帰ればええものを、なんだかじゃりン子チエちゃんの気分になってみたくて、
萩之茶屋駅で降りてみた。

となると、釜晴れに寄らざるを得ん。
てことで、この日も深酒と相成りました。

そに結果、次の日は大幅に寝坊したのだけど、
この日はまあまあ晴天。
昨日の雨の処理に時間がかかったようで、
ひとつめの「木音話kobanashi」さん、一曲だけ聴けました。

アフリカンなリズムって、なんか理屈抜きに、気持ちを浮き立たせるんで、
一番目にはすごくええかも。

そしてあふりらんぽ。
おおおおお!!!
これはええぞ!!
なんだか音というか、塊がぶつかってくるような音楽。
メロディ感とか、あまりないんやけど、
初めて聴くだろう人が多い中、
大人より、子どもの方が素直に反応してるのが面白かった。
そっか、子どもの方が頭より、気持ちで反応するんやな。
あふり、ええぞ!!
うお〜〜〜!
ここにもジャイアントステップスと石丸だいこさん入って来た!!
もう神社中がひとつのうねりになってるみたいな、
大きなもんができてる。
音楽と、踊り、祭りを一体化させるもんって、やっぱりこれんなんやなあ。
あふりらんぽにまたひとつ、新しい世界を教わった。

そして、お座敷ステージで、馬喰町バンド。
新編成になってからは初めて観る。
おおお、むちゃくちゃええやん!
元々好きやった、大和歌風のメロディが、さらに強力になってる!
Eテレにも出てるんで、子どもたちも大喜び。

映像も凝ってる。だからお座敷ステージやったんやな。
そして、またまたダンサー陣が入って来て、
会場は瞬く間にひとつになる。


なんだか、わからない身震いが体を襲う。
なんて名前をつけたらええんかわからん感情。
気がついたら、涙が出そうになってた。
馬喰町バンドのメンバーも熱くなってるのが分かる。
アンコール曲は、終わらないんじゃないか、と思うほど、
みんな踊り倒して続いている。

PLUTATA、GIANT STEPS、石丸だいこさん、馬喰町バンドが出てる
今回の祭りを彷彿させる動画ありました。
ダイジェストですが、ご覧ください。

そして、外のステージで、中ムラサトコさん、タカダ・アキコさん、
横手ありささん、わっしょいゆ~たさんのコラボ。
横手さんは、馬喰町バンドでも演奏してた管楽器&ボーカルの方。

こりゃまたすげえぞ!
空気を表現してる、空気を操ってる、
そんな気がする大きなステージ。

「しゃれこうべの歌」であまたのしゃれこうべが出て来て、小さな子どもたち、阿鼻叫喚(笑)
あれ?あのしゃれこうべは寺原仁太さん?

わっしょいゆ~たさんの大道芸も、少ない道具で、シンプルだけど、芸術的。
さすが、サトコさんと共演する人やなあ。
馬喰町バンドで崩壊しつつあった涙腺がいよいよ決壊の危機だ。
むちゃくちゃ込み上げてくる。
こんなタイミングで、ビクトル・ハラの「平和に生きる権利」。
こんなに、この祭りにふさわしい曲って、他に考えられない、と思ってしまう。
素晴らしすぎる。

ワシにとって、また大事な祭りができた二日間であった。
のべつまくなしに言いたい気分。
ありがとう!

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音と踊りのイベントGENTEN9@兵主神社。” に対して2件のコメントがあります。

  1. はじめまして。GENTEN主催させてもらってますユウコと申します。インターネットで兵主神社を検索していたら、こちらのブログへたどり着きました。2日間GENTENへご参加ほんとにありがとうございました。
    そして、GENTENの2日間をとても素敵に綴ってくださりありがとうございます!文章がとても読みやすく、楽しく、最後まであっという間に読んでしまいました。こんなふうに書いて頂けると開催への励みになります!
    またどうぞ遊びに起こしください。突然のコメント失礼いたしました!

    1. hashimoto より:

      コメント嬉しいです。

      ほんま素晴らしいイベント、
      こちらこそありがとうございました!

      また行きたいイベントですので、
      次回開催への励みに、少しでもなったのなら、
      こんなに嬉しいことないです。

      またお邪魔できるのを楽しみにしております!

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