5月22日はピンク・フロイドの日。BBBムービー「ピンク・フロイド・アット・ポンペイ」。
公式サイト
今日は、なんかワシにとって、ピンク・フロイドにまつわる日なのか?
ちょうど、一年前、シド・バレットの映画を観てた。
この映画は、そのシド・バレット脱退の3年後、
サイケからプログレに進化しつつあった1971年に、
ポンペイの遺跡で撮ったライブ映像と、
ロック史に残る大傑作、名アルバム「狂気」のレコーディング映像の入った、
貴重なライブドキュメンタリー映画。

と言っても、「狂気」から「マネー」が流行ったり、
「アニマルズ」や「ザ・ウォール」で、
日本の洋楽ファン誰もが知るバンドになる前やし、
今さら、観に行く価値あるんやろか?
入場料も3,200円とお高めやし、とは思った。
けど、そうなると、なぜか
「ワシが行ったらんと、どうするんや!」という
訳のわからん気持ちが湧いて来て、
観に行ったのだった。
映画館入ると、やはりチケットが高すぎるのか、
観客は、まばら。
「ほら!ワシが来て、良かったやろ!」と、
誰に向かってゆーてるかわからんこと、思いながら、
なんだか手柄あげたみたいな気持ちになる。
まだ「狂気」の前なので、ピンク・フロイドの特徴と言われる、
ロジャー・ウォーターズの文学的な歌詞は、
それほど前に立ってない。
というより、歌詞そのものが少ない。
プログレっぽい、ちょっと長いインスト主体の曲が多い。
と言っても、ピンク・フロイドって、
他のプログレグループみたいに、
超絶テクニックを誇示するような感じではなく、
なんか曲全体で、幻想的なムードを作り出してるんやなあ。
この辺、入口がサイケデリックってのと、関係あるんかもな。
と言いつつ、「プログレ」と言われ始めた頃ではあるので、
構成は複雑で、ときどき、
「あ!なんか今、ジョンソン・ツ・バンドみたいやったな」
とか思いながら、聴いていた。
ピンク・フロイドって、ロジャー・ウォーターズと、
他のメンバーの仲違いこそあるもの、
基本、この4人でやって来たバンドってイメージやな。
考えたら、他のプログレバンド、
ELPは、割と早めにわやくちゃになって、
3人のうち、ご生存されてるのは、カール・パーマーだけやし、
キング・クリムゾンは、ほとんどロバート・フィリップの
個人プロジェクトみたいなイメージやし、
YESは草創期のメンバー一人もいない、AKB48状態やし、
ジェネシスは、ピーター・ガブリエル脱退後は、
ポップバンドみたいなイメージだし、
ピンク・フロイドは、リチャード・ライトこそ、亡くなったけど、
ほぼ黄金期のメンバーで再結成できる、
唯一のプログレバンドかもしれんな。
この時期は、絶頂に登り詰める、一番上向きの時期なのか、
メンバー、すごく仲良さそうやな。
この後、ロジャー・ウォーターズと、
デヴィッド・ギルモア中心に他のメンバーとで、
血みどろの争いするとは思えんな。
映像は、その頃はカッコよかったんかもしれんけど、
やはり今観ると、かなり古臭い。
同じ画像の9面割りとか、すげえダサい気がするんやけど、
この頃はカッコよかったんやろか?
ときどき、ポンペイのモザイクとか出て来て、
「あ!あのモザイク画、ワシがポンペイ展行った時、
周りに誰もいなくて、世界で一番ワシが近くにいたことのある絵!」
とか思うと、少し楽しかったりもした。

なんだかんだ、けっこう堪能しました。
ニック・メイソンのドラム、なんだかところどころ
軽くて薄っぺらく感じるところがあって、
「そ〜や、ワシ、あの頃もニック・メイソンだけ苦手やったんやわ」
てなことも、思い出しました。
けど、ワシやっぱり、個人的にはシド・バレットが好きやな。

