大阪美術館ハシゴ①「生誕150年記念 上村松園」@中之島美術館。
こないだ、展覧会、結局会期終わりそうな時にならんと行かん、
ゆー話しましたが、
そう言えば「上村松園展」も、、と調べると、6月1日の日曜まで。
焦って、昨日行ってきました。
「大阪で行きたい展覧会、他にもあったよな」と調べて、
結局怒涛の4展覧会、ハシゴ。
なんかクタクタになりました。
まずは、その上村松園展。
美術館着くと、チケット売り場に長蛇の列。
ワシ、チケット持ってません。
ああ!こないだ奈良で学んだこと、何も活きてないやんけ!
まあ、前の日に思いついたんで、仕方ないんですが。

どうやら、同じ美術館でやってる「大カプコン展」が人気みたいで、
インバウンドの方も多かったです。
皆さん、チケットの買い方、わかりにくいようで、
列の進むの、遅かったですわ。
けど、やはり会期終了が近いからか、松園展もけっこう混んでました。
何やってんねん!ワシ!!

上村松園展、4年前にきょうとでも行って、
けっこういろいろ観てるんで、重なってるのも多かったと思います。
基本は写真NGで写真OKのやつ、ワシが好き!って思うNGの隣にあったりして、
そういう時は、撮る気になれずに、あまり撮ってません。

これは好きやったなあ。
「待月(たいげつ)1944年、戦争が世の中を揺るがしてた時期、
松園さん69歳の頃の作品です。
松園さんの作品、月を描かずに月を感じさせるものが、いくつかあって、
その絵の向こう側を感じさせる描き方が、ええなあ、思います。
下の釘抜紋の襦袢が透けて見えてる薄い上着の質感も、
さすがやなあ、思いました。

超有名な代表作「序の舞」も撮影OK。
やはりここが一番の人だかりでしたわ。
静かやけど、一瞬をとらえた右手の意志と、
ぎゅっと結んだ左手に込められた思い、
優しくも、誰の意見でも変えられないような視線、
代表作になるだけのことはあるなあ。
これは1936年、松園61歳の頃の作品。
今のワシと同年代ですな。

展覧会のどこかで読んだ文章に書いてあったんやけど、
一時、松園さん「人間味に欠ける」と言われて、スランプになったらしい。
え?ってむちゃくちゃ不思議でした。
「こんなに秘めた意思のこもる、表情があるのに?」
それは、初期の頃の作品にも、表れてる気がします。
「怒ったぞ〜〜!」みたいな、わかりやすい表情より、
ワシには、よほど、人間味があるように思えました。


そのあとは、ずっと、頭にその文章、居座りながら観てたんですが、
ふと思ったのは、それって、当時の画壇が男性で占められてたからかもしれんな、
思いました。
男性の描く美人画って、基本的には歌麿にしろ、伊東深水にしろ、
女性の美しさとか、たおやかさとか、はかなげなところとかを捉えてる気がします。
松園さんのような内面から滲み出てくるような意志は感じない。
その辺、「美人画とは、こうあるべき」という意識にとらわれて、
女性の内面とかを考えてなかった、当時の画壇の男性たちには、
見えなかったんかもしれんな、思いました。
ワシの一番好きな松園作品「焔(ほのお)」が出てなかったのは、
少し残念でしたが、結構充実した展覧会でした。
この展覧会で知ったんですが、お孫さんで、
花鳥画の名手、上村淳之さん、去年、お亡くなりになってはったんですね。
今、松伯美術館で追悼展やってるみたいやから、行ってみましょう。
松園さんの絵をグッズにすると、どうしてもフェミニンな感じがあるんで、
欲しい、と思うもんが、なかなか見つからない。
枡に入ったバスソルトがあったんで、
「これなら使い終わっても、枡が使えるか」と思って購入。

果たして、使い終わった後のこの小さな枡、
何に使えるか、見当もつかんですわ。

