村上春樹か、つげ義春か。

シーボウという港町に着いた。
火山灰の泥炭地にあるこの町ではろくな物は収穫できず、
うなだれた農夫の足元を引退した牧羊犬がまとわりつく
…そんな光景しか目にしないのだった。

やっと見つけた市場では、
つまらないものが飛びきりの値段で売られていて、
仕方なくたいしてうまくもない蓮根の煮物をシャリシャリ言わせていると、
先生の手違いで来てしまったのだろうか、
修学旅行生が、行き場をなくして
たむろしているのであった。

…という、村上春樹かつげ義春みたいな夢を見てもた。

読み返すと、初期の伊坂幸太郎という気も。。

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