ムジカジャポニカ18th爆スペシャル!『友部正人とムジカの正念場2024』。
昨日は、楽しみにしてた友部正人さんのライブ。
主催イベントのことで、ちょいゴタゴタしてて遅れてしもた!
けど、後で聞くと、一曲目の途中やったらしい。
良かった〜〜!
そのゴタゴタでざわついた心が、
スーッとなだめられていく。
ああ、友部さん!ありがとうございます!
友部さんは、ワシのオロナインです!
「月の光に」素晴らしい!
宝石のような歌は、宝石のような人から生まれる。
宝石のような人からしか生まれない。
次々に生まれては消えていく、
宝もののような二度と来ない瞬間。
だから、何度でも来なければならないんだ。
同じ時間なんて、同じライブなんて、ひとつもないのだ。
そうそう、人はそうやって一人一人で生きている。
当たり前の真実を、友部さんの歌は、
わかりやすく、広げてくれる。
「銀座線を探して」理屈じゃない部分ですごい説得力。
思わずニタっとしてまうユーモア。
言葉もいい、メロディも刺さる。
けど、まず、そこにあるのは、声だ。
ただ声があるのだ。
そのことに驚いてしまう。
そのことが嬉しい。
客席から手拍子が出かけては、引っ込む。
追従する人がいない。
みんな、今の、この声を途切れさせたくないのかもしれない。
新曲を聴くと、こんなに大ベテランやのに、
やはり常に変化してるんやなあ、すごいなあ、思うし、
それでも友部さんらしいのが、さらにすごいなあ、思う。
そして、新曲、つまり知らない曲でも、
いい曲には歓声を飛ばす観客も素晴らしい。
この日は、満席のムジカ。
若い人も多い。
結構男の人が多いのが意外だった。
クライマックスが近づいて来た。
イントロが始まる度に、どよめきが起こる。
みんなの知ってる名曲が続く。
ほんまに、どの曲もええなあ。
みんな違うのに、全部、友部さんらしい。
誰彼となく歌い出す。これはもう不可抗力やな。
「ブルース」では、「ブルースは元気がない時には歌えない」と歌いながら、
流石に、これは手拍子が出る。みんな歌いながら手拍子。
ミラーボールが回る。
ええ光景や。
限りなく幸せな光景や。
終盤は、もう歌声喫茶状態。
観客みんなが曲を知ってる。
素晴らしい観客達。
車椅子で、声の出しづらそうな方も、一所懸命、歌ってる。
これが友部さんの歌なんやなあ。
友部さんの曲にいくつか見かけるモチーフ
「自分のいない場所に行きたい」みたいな言葉。
人は、他の人との繋がりで、その人になるってことなんかな?
と、ふと思ったんだけど、答えは見つけなくてもいいのかもしれない。
前の方に座ってた人がアンコール前に帰られたので、
アンコールだけ一番前で聴かせて頂いた。
客席を見ると、手拍子してない人も多い。
それぞれ好きな方法で聴く。
ええなあ。
好きな歌を、自分が一番気持ちええ方法で聴く。
その方が気持ち良かったら、手を叩きながら、
目を瞑ってじっと聴きたいなら、そのように。
それが正しいと思う。
毎年、7月最終土曜はムジカでライブ、
それが友部さんのムジカの大晦日らしい。
友部さん!ありがとうございます!
良いお年を!
来年もまたここで、お待ちしてます!