ワシは友情の物語として観ました。BBBムービー「大統領暗殺裁判 16日間の真実」。
公式サイト
いわゆる「ソウルの春」のきっかけになった
パク・チョンヒ大統領暗殺に関する裁判の実話をベースにしたストーリー。
どんな人でも「暗殺」は許されることではないと思うけど、
「ソウルの春」が終わり、チョン・ドゥグァンの軍事クーデターを正当化するために、
こんな無慈悲で、一方的な裁判があったのか。

この辺りの韓国史、ワシは詳しくなくて、映画をきっかけに学んでるような状況なのだけど、
どうしても、史実をベースにすると、
チョン・ドゥグァンが勝ってしまうのが、本当にやきもきしてしまう。
お願いやから、後日談で、有罪判決を受けたことを、
チラッとでもええから言及してくれ、と思ったりする。
結局、このある意味不当な裁判で、誰が一番得をしたのか考えると、
あの人が一番怪しく思えてくるし、
すぐに刑を執行したのも、そのためなのかなあ、と思えてくる。
あのゴルフのシーンの前半、
反吐が出るほど、不愉快だった。
しかし、故人とは言え、元大統領の政治的な暗躍を、
これほど、はっきり描く、というところは、
韓国映画界や、韓国言論界の健全さを感じたりもする。
少し、羨ましくも思う。
映画全体は、そういう史実を元にした歴史ストーリーなのだけど、
ワシ個人としては、最初は、考え方も性格も全く相容れなかった、
弁護士と被告の軍人が、少しずつ近寄っていく、
友情の物語として、ええなあ、と思いながら観ていた。
全くの無表情ながら、少しずつ、弁護士を理解して、
信頼していく軍人さんに、少し涙が出そうだった。
二人とも、役者としてすごくええ演技してて、
この映画を最後に、イ・ソンギュンさんが不幸な亡くなり方をされたのが、
惜しくてならない。
腹立つけど、チョン・ドゥグァンをモデルにした、
チョン・サンドゥ役のユ・ジェミョンさんも、すごくええ演技をしてた。
だから、腹立つんやけどね。

