泥だらけの中の美しい花のような。BBBムービー「ポンヌフの恋人」。

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レオン・カラックス監督の過剰さ、ワシにハマると大好きなんよなあ。
外れるとほんまに辛いんやけど。

ハマった例。

外れた例。

この映画公開当時の1991年は、カラックスさん知らんかったし、
タイトルから、ワシの苦手なラブストーリーなんやろな、
と思ったのか、ノーマークでした。

予告編観て、「ありゃ!美男美女の普通のラブストーリーやないんや」
「おお!カラックスさんなんや」と気づき、
今回は、ハマるかどうか、試す気持ちもあって、観に行きました。

大ハマり。
むっちゃええ!
社会不適合の路上生活者が主人公ってだけで、
もうかなりワシへのフォローウィンドーが吹いてる気がする。

この主人公が、むっちゃええ。
いつも煤けてて汚れた見なりやけど、
純粋無垢で、真っ直ぐ。
傷つきながらも、子どものように、屈託なくミッシェルを愛するアレックス。
その愛は純粋すぎて、暴力をも辞さず、
周りの人だけでなく、自分をも傷つけてしまう。
そんなアレックスに戸惑いながらも、惹かれて行くミッシェル。
そら、あんな真っ直ぐな思いをぶつけられたら、
キュンとしてしまうよなあ〜〜。

そしてあのエンデイング。
賛否両論あるみたいやけど、
理屈や世間体より衝動を優先するアレックスの思いが、
すべてのものにまさったという感じがして、
ワシは好きでした。

音のセンスが抜群にワシ好みでした。
知らない曲も何曲もあったのに、
こんなに音楽だけでもドキドキさせられたのは、初めてかもしれん。

花火や水上スキーのシーンのキラキラと美しいこと。
川の上だけで、こんなカラフルでバラエティのあるシーン、
撮れちゃうんやなあ、と感心。
小汚い泥の中に咲く美しい花のような二人の恋を、
象徴する名シーンやと思います。
この辺、カラックスさんらしい大掛かりな絵作りやなあ。

「まどろめパリ」ってフレーズ、分からんっちゃ分からんのやけど、
理屈や世間体という理性的なものを否定する勢いのある、
ええフレーズやなあ、思いました。

カラックス作品のリバイバル上映、これから毎月あるみたいなんで、
ちょっと追っかけようと思ってます。

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