差別感情を乗り越える。

レイシストということ。

差別感情を乗り越えるのは、並大抵のことではないと思う。
ワシ自身、パリでダブリンで、30年前当時の話だが、
イエローってことで、ずいぶんバカにされた。らしい。
意味がよくわからなかったので、気にならなかったけど、
英語のわかる田村くんに、あとで「よく怒らなかったね」と
言われるくらいひどいこと言われてたそうだ。

乗り越えたつもりではあるが、
ワシの中にも、まだ在日の方や半島の方への
差別感情がゼロだとは、言い切れない気がする。
それくらい差別感情を乗り越えるのは、
大変なことなのだろう。

ワシは、その感情を、すべて殺しにかかろう。
日本国籍の人でもワシの苦手な人はいるし、
韓国籍の人でも大好きな人がいる。
国籍や人種、民族関係なしに
人を一人一人見て行く。好き嫌いは、その後に生まれる。
そして、好き嫌いが生まれた後でも、
ワシの好き嫌いと、人のいい悪いは、全く別の話だと、
心に刻んでおこう。

レイシストと人から言われて平気な人間にはなりたくない。

そう言えば、リバプールのパブのカウンターで、
隣のオッサンと仲良くなった。
反対に立ってたオッサンからも声かけられて、
おんなじように反応したら、先に仲良くなったオッサンに言われた。
「アイツはケルトだからやめとけ」。
確かに、そのオッサン、危ない匂いがしてたけど、
ケルトだから、ってのにビックリした。

イギリス人がそんなに偉いのか、イギリス人メジャーで、
日本人がどの辺なのか、知らないな。
ワシが知ってるのは、ワシはイギリス人ではなく、東洋人だし、
イギリス人もケルト人も区別つかないし、
ケルトの音楽は好き、ってことだった。

今でもケルト好きだし、イギリス民謡も好きだし、
自分の音楽に誇りを持てる人たちは素晴らしいと思うけど、
自分が一番と思いたがる人とかが苦手。
結局、それって、レイシズムにつながってる気がする。

自分が素晴らしいと思うことは生きていく上で大事なことだと思うけど、
自分が素晴らしい=他人は下、とか思わないように、
何とかできるだけ思わないように生きて行きたいと思います。

コメント欄で、有意義な発言、
いろいろ聴けました。
(20230525記)

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