穏やかに怒れ。

※この文章は、イデオロギーとか思想とかを挟まず、
客観的に、この騒動後の日本を、世界を、予想した文章を紹介しております。

内田樹さんが、フラットな立場から予想されてます。
明快で、納得性が高く、非常にわかりやすい文章です。
まずは、ご一読を。

コロナ後の世界(内田樹の研究室2020-04-22 mercredi、『月刊日本』のロングインタビューより)

さて、我々は、どちらに進むのでしょう。
この文章を信じるなら、このまま行くと、人権を規制してでも、
独裁色の強い強権的な国家に進む可能性が高いと思われます。
つまり中間層の薄い、富める指導層と、労働力しか手に持たない無産階級の貧困層の二極化社会です。

貧困層は、どんどんお子ちゃま化して、自分で考えることを止めるでしょう。
生活は苦しいかもしれないけど、その方が楽だからです。
でも、楽と幸せはイコールではない。
そういう世界が完全に到来した時、ワシはもうこの世界にはいないかもしれないし、
ワシには子どももいないのですが、
この日本が、そんなつまらない国には、なって欲しくないと思います。

では、どうするべきなのか。
この文章の中では、カミュの小説「ペスト」に出てくる下級役人グランのことが
書かれています。
その説明は、内田さんの文章に書かれてますので、省きますが、
豊かな中間層こそが、民主主義を育てる鍵なのだと思います。
豊か、というのは、経済的な意味だけではなく、心の豊かさ。
毎日を穏やかに過ごし、自分の頭で考え、怒るべき時は怒り、
動かなければいけないと思えば、動く。
いわば、当たり前のことです。
ですが、二極化された世界では、一番制限の対象になることでもあります。

騒動以降、世界は加速度的に様相を変えていくと思います。
そのとき、二極化された世界を選ぶのか、
日本は今まで実現できてない本当の意味での民主主義を実現していくのか、
鍵を握っているのは、ワシのような、中間層の人間なのだと思います。

ワシは、これからも、穏やかなまま、怒るべき時は、怒る人生を歩いて行こうと
覚悟を決めております。

※写真は、ほのぼの極まりない、我が家の玄関です。

コメント欄、いろんなご意見、ありがとうございます。
(20240424記)

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