利休桜のこと。

ご近所の桜巡り。
まずは、マンション桜。
うん、7〜8分咲きか。
もうすぐ満開やな。

滝川公園の桜も順調、
例年なら、今度の土日が花見頃だろう。
ここは、大川公園や、造幣局の通り抜けに近いのに、
あまり他所からの人は来ないので、
地元民のオアシスのような花見処になっている。
来年は、ゴザ広げて、宴会できるかなあ。

その滝川公園の桜、公園の周囲に等間隔に植えられてるのに、
中に一本だけ、頑なに、時期をずらして遅れて咲く桜がある。
見た目は全く変わらないのに、品種が違うのだろうか。
業者が、それに気づかず、植えてしまったのだろうか。

ここは、外から見ると、先杯さんのほぼ前。
で、先杯さんから、この桜のことを教えてもらった。
先杯さんのある場所は、昔、利休というお寿司屋さんがあった。
けっこうご年配になってから、寿司屋として独立されたらしいので、
焦ったりしたこともあったが、この桜を見て、
人に惑わされず、じっくり自分の花を咲かせればいいのだ、
と腹を括り、頑張って、寿司屋として、成功されたそうだ。
利休さん、今は天神橋筋沿いにお店を移転されて頑張ってはる。
この話を知る前から、この界隈では一番美味しい寿司屋だと思ってたが、
この話聞いてから、さらに好きな寿司屋になった。

その話聞いてから、ワシはこの桜のことを利休桜と呼んでる。
利休、ワシも好きな日本史上の大人物、思想家にして、芸術家だと思ってるし、
オヤジも利休鼠の少し緑っぽい灰色が好きだったので、
こう呼べる桜が近くにあるのが嬉しい。
しかも、こういう遅咲きの頑固者、マイペースの桜、
生き方として見ても、ワシが気に入らんわけがない。
満開まで、あと10日ほどはかかるのだろうか、
この利休桜の満開のとき、
ゆっくり木の下で、ひとり花見をしようと思っている。

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