ここまで命の軽い映画は久しぶりでした。BBBムービー「密輸 1970」。
※ネタバレと否定的な内容を含みます。
むむむむ、予告編観て「おもろそう!」と思ったんやけど、
ここまで命が軽い映画って久しぶりやったなあ。
最近の韓国映画、レベル高いと思ってたけど、
こんな雑なやつもあるんやな。
公務員も含めてあれだけの人が亡くなってるのに、
事件として公になることもなく、
結果的には、密輸成功してるんやもんなー。
敵対してたとはいえ、自分たちも加害者やのに、
肉親まで殺して、満面の笑顔でハッピーエンドやもんな。
能天気過ぎて、ワシには笑えなかった。
そー言えば、前半でも事故で、肉親死んでしまったけど、
それも、あまりストーリーには影響してなかったもんなあ。
ご都合主義的な展開が、ワシの好みではありませんでした。
それにしても、1970年頃の描写、
喫茶店の内装や、町の雰囲気、登場人物のファッション、
劇中でかかる流行歌までも、
めっちゃ昭和の日本ぽくて、ビックリした。
その頃、あまり交流のなかった時代やと思うけど、
こんなによう似てたんやろか。
まあ、人種的にも、民族的にも近くて、
長い間、影響しあってたんやから、似てくるもんなんかもな。
昔、ロシアのマフィアが日本に密輸してるってニュース聞いて、
主な密輸品が「蟹」ってのに、なんかほのぼのとした気持ちを抱いたことを、
少し思い出した。
【追記】
忘れてた!韓国でもベトナム帰還兵が、
けっこう問題になったりマフィア化してたりする、
ということは、この映画きっかけで初めて知りました。
それは勉強になりました。