アメリカン・マッチョイズムをせせら笑ってるような痛快さ。BBBムービー「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」。

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30分くらいの短い映画やけど、
濃い内容の、むっちゃ攻めた映画やなあ、思った。
開拓時代のアメリカ、カウボーイと保安官、お尋ね者、という
アメリカンマッチョイズムの源泉のような、
典型的な西部劇のお膳立てで、
それの正反対のような男同士の愛を語ってるんやもんな。

今の反動傾向の強まってるアメリカを、
どこかでせせら笑ってるような痛快さも感じる。

描きたいのは、国籍や性別を超えて、
大切な相手を、思いやる心ってことで、
それが一番際立つ登場人物ってことなんやろうけど、
今の時代やからこそ見えてくる、風刺的な面も感じました。

文字の字体とかファッションも、1910年代という年代を意識しつつも、
今の時代でも、カッコよく見えるよう、
けっこう計算されてるように思いました。

イーサン・ホーク、ええ味出してたなあ。
ほんまええ歳の取り方してるし、
自分のやるべきキャリアをよう考えてる、
ええ役者やなあ、と改めて思いました。

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