大石みつのん、志生太、ナオユキ@bar 69。

昨日は大正駅前のバー「69」へ。
前から好きな人がよくライブやってて、
行きたかった店だけど、
今回初めて行けた。
駅から歩いてすぐやから大正でも
わりと行きやすいし、帰りやすい。
近所で沖縄そば食べて、ライブに臨む。

まずは、福岡から大石みつのんさん。
みつのんさんは、ほんまふところが深くて、
芸達者な人だ。MCもおもしろくて、
極上のエンターテイメントだと思う。

上等なジャズボーカルだし、
サッチモみたいなスキャットもかっこいい、
トランペットやトロンボーンの口真似は、
ほんまにそのものの音やしなあ。
話芸も巧みで「僕、伝えたいことないんすよ」
「お母さ~~ん!生んでくれてありがとう!とか言いませんよ~」とか言うのが、
逆にキチンと「お前ら、そんなん無理矢理ゆーてるだけやろ?
素直に、こういうフレーズやってみたかった、
こんな音出したかったってゆー衝動の部分、語ってみろよ」
と言う主張になっている気がした。
そうだろ~な~。音楽始めた時なんて、大抵の人は
「世の中にこういう主張したいから音楽を」とかじゃなく、
「お!こうしたら音が出る!あ、こうやったら違う音が出る」
ってのがおもしろかったはず。
みつのんさんは、その初動の衝動部分を、
テクニックを極めた上でも、初動のときのまま、
大事にしてる気がした。
ほんまは伝えたいことないのに、
何かと伝えたがるメジャーの奴らの風潮に、
気持のいいカウンターをくらわした感じだ。

というところで、その初動の楽しさ、
そのままのティーンエイジャーの助っ人登場。
カホンをホンマに楽しそうに叩きまくる。
みつのんさんと、その、志生太君、
ぶっつけ本番らしいが、息がすごく合ってる。
みつのんさんの気遣いがうまいのもあるんだろうけど、
2人とも、音を遊びまくってる。
さっき言った初動の楽しさ、そのものを上等にしたような演奏、
客席まで、みんな楽しそうになってしまうのも、仕方なかろう。

休憩を挟んで、志生太君のお父さん登場!
ナオユキさん。
そうなのだ!!
つまりさっきカホン叩いて志生太君は
ナオユキさんの息子なのだ!
だからこそ、あのリズム感なんやなあ。
逆父兄参観みたいだったけど、
ナオユキさんはいつにも増してタイトでおもしろかった。

めちゃくちゃでかい声から、いつも以上に小さいささやき声、
キャラを立てて、同じフレーズをいつも以上に繰り返すと思ったら、
そのキャラで十分に笑ってる客の様子見て、
落ちをスパンとなくしてしまう。
ほんまにメリハリの利いた名演やった。

この日はナオユキさんからの重大発表もあったのだが、
それは、またナオユキさんからの口からお聞きください。
けど、そのことへのナオユキさんの喜び方が、素晴らしくて、
お客さんや全国の飲み屋さんへの感謝が素晴らしくて、
少し泣きそうになったことだけ、
言わせてもらいます。

そして!アンコールは、ギターのみつのんさんに
店長のひかるさんがブルースハープで加わり、
そしてそしてカホンの志生太君も入って、
ナオユキさんのトーキンブルーズ。
ワシが観る初めての親子共演でした。
ときどきナオユキさんの顔を見上げる志生太君、
志生太君を振り返って見るナオユキさん。
なんかその関係が面白くって可愛くって。
それぞれソロのコーナーひかるさんのブルースハープも
カッコよかったし、みつのんさんはもちろん文句なしだけど、
志生太君も全然負けてなくて、かっこええカホン叩いてました。

終演後、思わず、出演者を撮ったり、親子二人で撮らせてもらったり、
出演者と一緒に撮らせてもらったり、
珍しく、撮影大会になったのでした。

帰りの環状線、ナオユキさん親子と山ちゃんと帰りましたが、
志生太君、「疲れた」と「腹減った」を繰り返してました。
そら、あんな訳わからんオッサンおばはんの中に入ったら
疲れるやろなあ~。

けど、天満駅で降りた後は、京橋駅まで行く山ちゃんとワシを、
見えなくなるまで、親子で大きく手を振って見送ってくれました。

あ~楽しい夜やった!

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