祝春一番2017。

今年も一日だけですが、祝春一番行ってきました。
春一は、基本ステージ撮影禁止なので、
春一でお会いした人々を。

今年、一番記憶に残った「ワシ的春一大賞」はヤスムロコウイチさんに。
大阪と言うのが信じられないくらい目にしみるように青い、
青いだけの、雲のない空に、
ヤスムロさんの声が溶けていくような心地よさと、むなしさ。
きっと今年の春一をいつか思い出すときは、
あの空の青さとヤスムロさんの声で思いだすと思う。

AZUMIさんの説法もやはり凄かった。
姫路で同郷のヤスムロさんとチャック・ベリーを観に行った話は、
感心するやら笑うやら。

アチャコ&ミキの能天気さ!マスコミも政府批判を恐れる今の時代、
生活の中から不満を笑いに載せて歌うやり方は、
今、2017年の壮士演歌かもしれんと思った。

風もなくずっと暑い日だったが、ナオユキさんのステージのとき、
風が吹き出した。
ナオユキさんのコートが舞う。
カッコよすぎ!
ネタは、いつもよりコンパクトに、少し分かりやすく。
春一仕様になってるが、だからって根っこのところは
グダグダずぶずぶの酔っ払い模様で全然変わってない。
これが、プロの技だ。

友部正人さんの声は、オールタイムベスト。
どんなときも、この声を聴くと背筋の伸びる気がする。
数少ない第一回からの参加者でもある。
今年、良元優作さん~友部正人さん~AZUMIさんという流れは、
日本のシンガーソングライター史を語る上でも、重要なんじゃないか、
と思うほど、心が震えた。

トリは小川美潮さん。
この人に言うことはもう何もない。
生きて歌ってくれさえすればいい。
大学時代から大好きだったこの声を、今年も聴けた。
それだけで、幸せを感じてしまう。

そして、良元優作さん。
今回は、NRQの服部さんとのデュオ。
このデュオを関西で聴けるのは初めてだ。
驚いた。
ひとつの音の深み。ずっとなり続いているかの錯覚を覚える
ウッドベースの音。
その上で自由な優作さんのギターとボーカル、
三つしか音はないはずなのに、
深く、分厚い演奏になっている。
「昨日見た夕日」は絶品だった。
もう一度、この組み合わせで聴かなければなるまい。
ワンマンライブを必ず関西でやってもらいたい。

この日は暑くて、春一番どころか夏本番のようだったので、
ところどころうつらうつらしたり、
酒も進んでしまったので、
記憶があいまいのところもあるが、
宮里ひろしさんは相変わらず渋いし、
MOJO CLUBはトリじゃないのにアンコールの出る盛り上がりだった。

やはり例の如く、酔っ払ってヘロヘロで家に帰り、
次の日は二日酔いと日焼け疲れで、動けなくなっていたが、
やはり来年も出かけてしまうだろう。
春一番は、ワシの中では、もうゴールデンウィークの
欠かすことのできない風物詩である。

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