夜久一&金森幸介@レインコート。

先日、2月8日の水曜は、レインコートに、
初めての組み合わせのツーマンを観に。

まずは、夜久一くん。
夜久くんは、人をなだめようとか、癒そうとか考えてないと思う。
そんなある意味、不遜な気持ちは微塵もなく、
正直に今の自分を吐露するだけなのだろう。
それが同じ琴線を持つ人の心を撫ぜているのだろう。
その琴線は、ワシにもあるのだ。
だからワシは夜久くんを聴くと、
たまらなく切なくなりながら、
いつのまにか、心の筋肉が和らいでいることに気づくのだ。

そして、金森幸介さん。
ひとつひとつのギターの音、ひとつひとつの声に、
アメリカンルーツミュージックの素朴な美しさと、
金森さんの人生の現時点での結論が詰まってる気がした。
優しく、強く、正直な音楽やなあ。
金森さん聴くのは、久しぶりだったんだけど、
つい最近聴いたような気持ちになる、
すぐそばにある音楽、って気がした。
この二人が対バンする理由が、お腹の深いところで、
まさに腑に落ちた。

そして、その二人、金森さんと夜久くんの共演。
二人きりの共演は初めて観る、かな?
めっちゃいい!なんかわけもなく懐かしい気のする音楽。
親子ほど年が離れてるからこその、柔らかい空気かも。
金森さんの曲、金森さんのボーカルで夜久くんの伴奏の曲、
夜久くんの金森さんへの敬意が溢れてて、ニッコリしてまう。
めっちゃいいコンビやなあー。

二人のハモリがなんかすごくいい。切ない。
夕陽を見て、初めて悲しくなった時の、
もう忘れていた、その気持ちを掘り起こされたような。

音楽は、哀愁さえ漂う、切ない演奏なのだが、
MCは、のほほんと笑いが広がる楽しいライブ。
金森さん曰く、夜久くんから金森さんにアホアホバイブレーションが飛んでるそうだ(笑)
そして、夜久くんも、それを否定することなく認めてしまう。
なんや、この二人、おもろいぞ!

アンコールの「スタンドバイミー」無茶苦茶、良かったなあ。
名曲に寄っかからないストイックなカバー。
ナツメロとしてではなく、今の自分を歌うためのカバーなんやろな、思った。

いろんな気持ちが、心のあるべき場所に納まったような気のする
ええライブでした。
ぜひ、またこの二人で、お願いします!

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