光玄、カニコーセン、ターボー&ムニエルズ@コマヤ。

本日は平日。
だけど、どうしても聴きたい組合せがあって、
神戸駅近くの「コマヤ」に。

ここは数年前、カニコーセンさんのマラソンライブ聴きに来た時、
豪雨でえらい目に遭って、
ワシはなんとか家にたどり着いたが、
JRの列車ホテルに泊まらざるを得なくなる人も出た、伝説の場所。

今回も大阪駅を出るとき、ビックリするぐらいの雨だったので、
「あの時の再現か!」とゾッとしたが、
神戸駅に着くと、小降りになっていて、ホッとした。
けど、雨降った分、梅雨のような蒸し暑さ。
会場着いた時は、しばらく汗が引かず、Tシャツで開始を待つ。

コマヤは、昭和臭濃密な元純喫茶のイベントスペース。
元々ええ作りに内装やのに、床にも壁にも天井にも、
こぼしたコーヒーやらこぼした人生やら
いろんなもんが染み込んでんのか、どこから見ても絵になる。

汗が乾き、シャツを羽織りたくなったタイミングでライブが始まる。
ええ塩梅やなあ。

1組目は、ソロで光玄さん。
一曲目から「悲しい夜は自由になれる」。
AZUMIさんのカバーで知って好きになった曲。

お!6月25日!
これも同じくAZUMIさんのカバーで知った光玄さんのオリジナル。
これは、オリジナルとカバー、両方、並べておきますー。

光玄さん、お住まいが、ここから10分もかからんとこらしい。
音楽って、酒と似てるところがあるのかな。
生まれた場所近くで聴く歌は、
余計迫ってくる、と感じることがある。

そして二番手は、カニコーセンさん。
なぜか今回はネクタイしてる。
こないだの良元優作さんと言い、
なんか流行ってるのか?(笑)

一曲目は「なごり時計」。
なんか懐かしいなあ。 
回数重ねて聴くと、おかしみが出てくる曲やなあ。

二曲目は、やんごとなき方をお取り扱いした御歌。
生で初めて聴いて、大笑いしたけど、
ワシも、知らん人に命狙われたくないんで、
ここでは詳しくは語らず。

加古川ローカルでは大ネタなんか、
グレチキ北原さんの事件絡みで、バツコちゃん、出てきた。
あー今日も笑かすなあ。

今日はエレキだからか、
なんとなく、アメリカンなテイストを感じるなー。

大笑いネタばかりかと思うと
いきなり切ない「ベッドタウンブルー」。
これはずるいわ!余計泣きそうになるやんか。

おまけに、その次は、久しぶりの
「播州平野に黄砂が降る」。
カニコーセンの分厚さを感じてしまうなあ。

ラストは良元優作さんもカバーしてる「ホットライン」。
これがまた。これがまた。
ほんまにカニさん素晴らしいわ。
カニコーセンさんのライブ、久しぶりやったけど、
ほんまに素晴らしさを噛み締めましたわ。
嬉しおす。

そして、3組目。
これが、ワシがどうしても観たかった組合せ。
ターボー&ムニエルズwith山村誠一。

ターボーやフクリンから「今、山村さんとリハしてる」と
聞いたときから「えー!なにそれ!」と聞いて、
あまりの意外な組合せに驚いて、でも考えてみると、あ、そーか、
カオリーニョさん経由で、わりと近い位置におるかなー、と納得して、
想像したら、うわー!どんな音になるねん!
聴きてー!と思っておりました。

今日の誠一さんは、スチールパンはなく、
パーカッション系統で行くらしい。
お?よー見たら、フクリンもネクタイやん。
やっぱ、流行なん?(笑)

音が!めっちゃかっこええがな!!
ターボー&ムニエルズの二人、
バンド歴は浅いけど、自分たちのやりたい音楽の方向が、はっきり見えてて、
それに対して確信みたいなもんを持ってるから、
誠一さんに何をして欲しいかも、しっかりわかってて、
それをガツンと理解した誠一さんが、
期待の100%以上を返してるって気がする。

だから、カッコいいのはもちろん、
音楽としての完成度が、エゲツないくらい高い。

実は、ターボー&ムニエルズ観るのも半年ぶりくらいかな?
アルバム出してからはまだ観れてなかった。
アルバム出すとき、アレンジとかひねり直したんかな?
それとも誠一さんとのリハで、どんどん変わってきたのかな?
知ってる曲も、全部アレンジがチューンアップされてて、
誠一さん抜きでもカッコ良さそう。
まだバンド組んで時間が浅い分、成長スピードが半端ないのか、
こりゃ、もうワシの知らんターボー&ムニエルズや!
ほんで、もっともっと知りたくなるターボー&ムニエルズや。

おー!「どんだけ転がんねん」!!
こないだPV観せてもろて、
また「こいつらすげえな!」と思わせてもらった曲や。
生で聴くとさらにええ。独特のグルーヴ感!!

「別のバンドみたい」ゆーたけど、
もちろんまったく変わってないターボー&ムニエルズの軸はある。
それは、まったくブレてない。

なんとなくターボー&ムニエルズ聴いてて思い浮かべるのは、
中米あたりの土ぼこり舞う町や砂漠地帯。
あふれんばかりの人を載せた列車が通り過ぎたりする風景。
映画でゆーたら、エルトポ、と言うか、ホドロフスキーの映画、全般か。 
舞台は中南米で、埃っぽくて、呪術的で幻想的、
もちろん変態的で、蠱惑的。

アルバム出してパワーアップして、誠一さん入って、
そのディテールが、さらに描き込まれた感じか。
こいつら、ほんますごいなー。

ラストは「メマリソ(目回りそう)」。
これが、もうモロ、メキシコ!!
うーん!ええのお!ええのお!

ターボー&ムニエルズ、
ワシは、ずっと大阪の秘密兵器、
とか、ゆーてたんやけど、
もう秘密にしてる理由なんて、一個もなくなってしもた。
もう全国の皆さんに、どんどん知らせたい!
知ってもらいたいっ!

アンコールも、素晴らしかったなー。

ほんまに、ターボー&ムニエルズwith山村誠一、
皆さん、聴いておいた方がええでっせ!
まだライブあるみたいなんで、是非!

■12月6日(木)@BarHows

open:19:00 start:20:30

投げ銭(ご飲食代別途必要)

大阪府東大阪市下六万寺町3-6-43
近鉄奈良線瓢箪山駅徒歩約15分

■2018年12月7日(金) 西天満MAGGY(マギー)

Ryokan da trio [かんのとしこ/フェイターン/みちしたかつみ]

ターボー&ムニエルズ with 山村誠一

open:19:00 start:20:00

charge:2,000円(ご飲食代別途必要)

大阪市北区西天満6-5-7杉田ビル1階

06-6362-6182

■2018年12月31日(月) 西天満 live bar モエラド

『ゆく年くる年パラダイスショー』

ターボー&ムニエルズ with 山村誠一

LITTLE NUTS TRIO [鶴来正基 / 己斐敏道 / 山村誠一]

チョイ2スちゃん

ONE HARTZ STEEL ORCHESTRA 

Yacel Sagarra y su Son d K.Libre  

FOOD:Maggy

open:19:00 start:20:00

前売:3,000円 当日:3,500円(1ドリンク付き)

大阪市北区西天満 4-9-12 リーガル西天満 B1F

問い合わせ:06-6315-4870

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