「HOW TO SEX」ではなく。BBBムービー「HOW TO HAVE SEX」。
パーティーシーンが8割くらいなので、
パーティーピーポーではないワシは、
正直、少し、しんどかった。
けど、パーティーで騒いでいても、
どこかで感じてる孤独を感じたりは、した。
自分は合わせて盛り上がってるフリしてるけど、
自分以外の人は本気で楽しんでいる。
自分だけが、どこか乗り切れない。
パーティーが盛り上がれば、盛り上がるほど、
どこかで引いてしまう自分を感じて、
それを埋めるために酒で誤魔化す。
そんな気分は、すごく共感した。

そして、肝の部分、
タイトルが「HOW TO SEX」ではなく、
「HOW TO HAVE SEX」である意味は「なるほどなあ」と思った。
「セックスの仕方」ではなく「セックスの機会の持ち方」という
ニュアンスなんだろな、とワシは思った。
違ってるかもしれんけど。
これ以上は、ネタバレになるので、伏せておくけど、
女性の同意があるかないか、それがレイプなのかどうかは、
非常に微妙な問題で、二人の間の認識の差っていうのは、
どうしても出てくるし、
今の社会では、男性の認識は、まだまだ男性に有利な、
勝手な尺度なんやろなあ、とは思った。
映画終了して、明るくなると、
観客は、意外にも、けっこう高年齢の男性が多かった。
タイトルから、もっと激しいシーンを予想したのかな?
だったら、ちょっと残念かも。
そう決めつけるのは良くない、と思いつつ、
そう思ってしまったのであった。