全面応援決定。ヨダカノホシ・ワンマン@Dbar。

先週金曜、久しぶりのDbarは、ヨダカノホシ。
ワシが今、一番気になってるバンドである。
阪急電車が遅れたので焦ったが、
なんとか始まる前に到着。

メンバーはまだ会場のあちこちで雑談してる。
で、そういう演出なんだか、どうだか、
バケツドラム、コントラバス、、
と三々五々、メンバーがステージへに集まり始める。
まだ雑談中のメンバーもおるんやが(笑)
ゆるいけど、各々メンバーの技量ないとできん演出かもしれん。

鍵盤、クラリネット、と続く。
ジャズクラブのリハ観てる気分やな。
ギター、手風琴が入り、今日はドラムセットお休みらしいので、
あとはボーカルの松本くん待つのみ。

ガラスブロック越しに夜が忍び寄る頃、
闇を引き寄せるようにライブが始まる。
飲んだくれとか社会不適応者の誘蛾灯のような音楽が
初夏のぬるい空気をかき混ぜる。

なんだか、ピエロが踊り出すような気がした。
いや、人間はみんなピエロなんかもしれんなあ。

バケツドラムや金属のお盆の底を叩くの安い音が、心地よい。
こりゃまさしく町の雑踏やな。
なぜかわしのあたまに浮かんでるのは、
人吉とか、門司港とか、人影まばらな
九州の昔は賑わった繁華街。

そういう酔いどれソングばかりやと思ってたら、
混沌の中からプログレかと思うような、
複雑やけど、グルーヴィーな演奏が湧いてくるのが、
このバンドの面白さやなあ。

やったー!新曲「朝マック食べたい」聴けた!!

おお!この休憩なんかどうかわからんアイドルタイムは、
ヨダカノホシ恒例かい?
メンバー半分ステージ降りて、
コントラバス、バケツドラム、ギターでなんかアドリブやってる。
そこにまた他のメンバーが三々五々、戻ってくる。

後半、テンション上がりましたーいわー。
「お化けのタンゴ」で大騒ぎ。

ダブルアンコールは、クラリネットの拓郎くん自ら先導して。
あ、そーか「飲み足りないからもう一杯」ゆーてたんか!
「揉み足りないから、もういっパイ」ゆーてるんか思て
「えらい露骨やなー」思ってしまったやんか。
そのダブルアンコール、こりゃもうポーグスやんか!
嬉しいなー!

このライブで、ヨダカノホシが目指してる音楽が、
なんとなく見えてきた気がした。
自由で猥雑で、町の片隅でしか生きられないような人を
愛しむような、いい加減な音楽を、
テクニシャンたちが、肩の力を抜きながら、
最高のテクニックで演奏する。
ええなあ、思うのは、ほんまにすごいクオリティなのに、
それを見せつけようとするのではなく、
あくまで力の入ってないことを優先してる感じ。
それはワシがこのバンドに求めたいものと1ミリもずれてない気がした。

聴けば聴くほど、聴きたくなるバンドに会えたなあ。
全面応援することにいたしましょう。

ちなみに、この夜は、この後、メンバーの大演芸大会みたいになって、
BEGINでるやら、長渕出るやら、
ワシはいつ終わるともわからん演芸大会の途中で、
泣く泣く最終の阪急電車を目指したのであった。
まだ半年も経ってないのに、忘年会みたいな夜やった。
ほんまに、自由なバンドやわ。

あ、ヨンちゃんが集合写真送ってくれました。
ありがと〜〜!

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