友川カズキ＠ムジカジャポニカ 。

本日、夜の部はムジカジャポニカで、友川カズキさん。

年に一度は聴いておきたい、と言うか、
聴かなきゃいけない気がする。
今日も、いつも通り競輪の話から（笑）
あ、友川さんのライブ行ったこと
ない人は知らないかもしれないけど、
友川さん、意外と饒舌で、
MC、笑いが絶えないくらいおもろいんです。

今日もひと笑い会場温めてから、新曲「烏賊を買いに行く」。
新曲とは言えど、まさしく友川さんの曲！
やっぱりズシンと響き、終わった後も初めて聴いたメロディが
頭にドシンと居座る。
先日亡くなられた橋本忍さんの話が始まるも、
やはり、その話が出るのは、橋本さんが有名な競輪ファンだったから（笑）
その流れで「夢のラップもういっちょ」を。

ワシ自身は競輪に興味ないのだが、
友川さんの歌、聴くたびに心動かされて、
「競輪やってみよかな？」と思っては、
次の友川さんのライブまで忘れてるんでした(^_^;)

皆さんにゆーてなかったので、書いてもいなかったが、
病気が分かってから、どうしてもライブに臨む態度が
違ってきてしまっている。
どこかに「この音とは二度と会えないかもしれない」と言う気持ちがある。
実はそれは病気になる前から、
「そう思うべきやないか」と思ってたのだが、
病気になってからは、意識しないでも、そう思って聴いてることに気づく。
一音一会。

友川さんの歌は、それこそ一音一会。
ここで会っておかなければ、掴んでおかなければ、
二度と出会えないうたかたの美だ。
いや、友川さんの音楽はぶっとく、揺らがないもんがあるんだが、
同じ形のものは絶対ない。
次のときは、また違う美しさがあるかもしれないけど、
この美しさは今夜だけ。
そんなことが理由もなく、確信できてしまうのだ。

友川さん、ムジカのトイレが男女兼用で1箇所しかないのに気を揉み、
始まる前、休憩中、近所で使えるトイレを探し、
ご報告してくださる（笑）
なんか、こういうとこも友川さんらしいよなー。

ああ、遠藤ミチロウさんもカバーしてる「ワルツ」。
ミチロウさんバージョンも好きだけど、
オリジナルもやはりすごいです。

友川さんのドキュメンタリー映画「花々の過失」は、好き過ぎて、
DVDを購入してしまった。
ベイルートのPVなどでも有名なヴィンセント・ムーンが演出した
鬼気迫るドキュメンタリー。
初めて観たとき、DVDからではない音が、
どこからか聴こえて来た。
なに？どこから？と思って、耳を澄ますと、自分の嗚咽だった。
ビックリした。
そんな経験は、未だに、その時だけだ。

友川さんのMCでこの日一番の爆笑は、
アンコールのときに飛び出した。
友川さんにとって、ピストルズ以来の衝撃だったのは、
豊田真由子の「スッスッスー」だった、という話。
「一番のパンクだよー！」（笑）
いえいえ、友川さんの方が、ずっとパンクですよ。
あんな偶然パンクよりずっと（笑）
アンコール２曲目は、「風の深夜」。
いやーこれも迫力あったー！
期待を裏切らない、
テンション高い演奏でした。
MCは、爆笑なんだけど（笑）