ムジカジャポニカ12周年。

昨晩は年に一度の(当たり前だ!)、
ムジカジャポニカ周年祭。
この日は、酒の売り上げが、
そのままミュージシャンのギャラになる。
去年までは、エースの一角を
担ってたかもしれんが、
今年は、流石に勘弁して頂こう。
ノンアルで細かく稼ぐか。

せい子さんの短くも適切で
愛に溢れたご挨拶に続き、
登場したのは、刺客、山田晃士さん。

実は、ずっと観たいと思ってたんだが、
ワシは初めて観るのであった。
噂通り、ノーブルでバカバカしくも、毒と笑いに溢れた音楽(笑)
通称(自称?)、ガレージシャンソン。
音楽漫談か?と聞きたくなるくらい、
音楽交えた笑いがすごい!
顔の作りも派手なので、
表情も大きく、目を見開くだけでも爆笑を巻き起こす。
これか!みんなが「おもろいよー!」ゆーてたとこは!
けど、演奏も歌も、それだけ取り出せば、すげーちゃんとしてる。
と言うか、それがちゃんとしてるから、
おもろいとこが、ちゃんと活きて来るんやろな。
ミュージシャンであるけど、
同時にボードビリアンでもあるんやろな。
いやあ、楽しませて頂きました。
けど、山田さん、ずっと見てると、
JOKEの原やんに見えてくるのが、少し困った(笑)

ナルシスティックな匂いを感じると、
なんとなく聴かず嫌いしてしまうのは、ワシの悪い癖やな。
こんなアホらしくも楽しいライブやったとは!!
次はメルシー兄弟にも行こうっ!

そして、2組目は、待ってましたのハッチハッチェルさん!!
しかも、なんと今回は、ハッチハッチェルバンドで登場!!

あーこのガチャガチャした感じ!
懐かしいなあ!今日みたいなお祭には、この音が、ピッタリやなあ!!
ああ、どんどん体が、ハッチハッチェルバンドを思い出して行く。
ドシャドシャ、ガシャガシャ!
デタラメっぽく見えて、決めるところは、バシッと決める。
雑に見えるとこも、このノリを生み出す要素のひとつ、
だから、こんなウキウキ感も生まれてくるのだ!

MCでハッチさん言ってたけど、
ハッチハッチェルバンドとしては、ムジカジャポニカ5年ぶりらしい。
だけど、この変わらなさ具合が、すげー好き!
ハッチさんは進歩ないゆーてはったけど(笑)、
たぶんそれも喜びながら、自信持ってゆーてはったんやろな。
これがハッチハッチェルバンドなんや!と。

まゆみちゃんのボーカルも久しぶりだー!
コーヘイくん痛風アウトセーフコールも、
懐かしく、楽しいーっ!
テンション尻上がりで最後はもうみんな飛び跳ねて、ムジカの床が揺れてた。
そして、トリじゃないのに、ダブルアンコール!!
ワシとしては「調子っぱずれ」「つなわたり」「できそこない」の
ダメ人間三部作が全部聴けて、言うことなし!!
いやー!やっぱええわ!ハッチハッチェルバンド!!

そして、トリは大阪ギターパンダの3人。
スリーピースになると、なんかエンジンがついたみたいに、
グルーヴ感が増して、ビートが強調されて、
あー!やっぱりのりをさんて、ロックなんやなー!て感じる。
この声は、このエンジン付きの乗り物に乗せてやるのが、ええみたいだ。
おー!ハモりのコーラスがあるのも、
気持ち良さ、めちゃめちゃアップやなあ!!
今日は三組とも客を乗せるのがうまい!
さすがお祭!という三組。
客の楽しそうなこと、盛り上がること!

せい子さんのブッキングは、的確やなあ!
そして「引き潮」は、文句なしの名曲。
のりをさんのソロでも泣けるのに、
それにベースとドラム、そんでコーラスまで乗るんやから、
こんなスリーピースでやられたら、
そりゃ、涙も流れますわー。

アンコールは毎年恒例、
出演者全員、どころか、せい子さんまでステージに乗せて
「くだらない音頭」。
あー!楽しかった!

最後のせい子さんの挨拶も、
簡潔にして、感動的!!
いやー、今年も素晴らしい周年イベントでした。
そして、この日までにシャバに出て来れてて、
ほんまに良かったです!

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