浜田真理子with池村真理野@旧グッケンハイム邸。

今夜は定時に会社を飛び出して、
神戸の西、塩屋まで。
旧グッゲンハイム邸で、
浜田真理子さんのニューアルバム
「ネクスト・ティアドロップ」のレコ発ライブ。

ゲストは宮古島から
ブラックワックスの池村真理野さん!
浜田真理子さんもブラックワックスも
久保田麻琴さんがプロデュースしてるから、
その縁なんだろうな。
久保田さんのナイス縁組!大感謝。
おおお!いきなり今日一番聴きたかった
「夢の中で泣いた」をソロで!
もちろんとんちピクルスさんの名曲のカバー。
ああ、こんな仕上がりになるんだ。
ああ、とんちさんで聴くのとは、
また違うところが、ズシンと来る。
一曲目から涙腺がやばい。
喉からも何かが飛び出しそうになる。
改めて、とんちピクルスさんの
メロディーメイカーとしての
才能を見直す。

そして、真理野さん登場!!
真理野さんのサックスは、
若くて力強くて、
何度も聴いた真理子さんの歌が、
違う色彩を帯びるのが面白かった。
だけど浜田真理子というぶっとい幹は、
全然ぶれてなく、新しい音を楽しみながら、
自分の養分にしている。

グッゲンハイム邸は、塩屋の海を臨む高台にあって、
すぐ横には山陽電車とJRが並行して走っている。
ときどき聞こえてくる電車の通過音が
音楽と現実を混ぜて行く。
浜田真理子さんの音楽は、すごく綺麗なんだけど、
その裏には、ものすごいリアリティが
詰まっているように思える。
そういう真理子さんの音楽に、
この古く美しく、すぐそばに
電車が通る洋館は、ピッタリのような気がした。

二部でやったウィリーネルソンの
「Crazy」が絶品やった。
真理野さんもブラックワックスで
カバーしてるらしく、サックスもバッチリ!
それにしても真理子さん、
ほんまに幅の広い人やなー。

「待ち合わせ」という曲、
昨年寂しいお別れをした方のことを
歌った曲だそうで、
優しくて切ないが、湿っぽくないのが、
さすが真理子さん!
いろいろ修羅場をくぐってきた
姉御の貫禄ですわ(笑)
こんな風にお別れを捉えられるのは、
本当に辛い別れをいくつも経験して来たからやろなー。

やった!浅川マキさんのカバー!
「ブルースピリットブルース」。
この歌、真理子さんがカバーするの、
初めて聴いたかもしれない。
真理野さんのぶっといサックスが
おどろおどろしさ(笑)を強調して、
凍りつくようなブルースやった。
アカペラ部分、背筋が凍るような気分や。
真理子さんが、すごいのは、
こういう恐ろしい歌を、
もっと恐ろしくしてしまうところにもある。
ミシンと並ぶ恐ろしさやった。

ラストは「ラストオーダー」(笑)
ブルースピリットブルースのあとの、
優しい、可愛らしい曲で、ホッとした(笑)

お!アンコール一曲目は「ぷかぷか」!
やよい&高史バージョンと、
一週間に2回、この曲聴けるとは!
真理子さんの「ぷかぷか」は、
ちょっと退廃的で、アンニュイで、
さすが真理子姉さん!と呼びたくなる
かっちょいい演奏でした。

そしてラストは「安来節」!
こんな風に、古くから伝わる民謡が
新しい視点で構成し直されてる音楽って、
ゾクゾクするなー。
ときどき、中には「ちゃうやろ!」
ってのもあるけど、
真理子さんのは最高!
こういう時に大切なのは「品」だと思う。
長く続いてるものに対して
敬意を持って接する品、
センス良く自分の音楽にする品、
真理子さんのは、どちらも最高点で備わってる
素晴らしい安来節やった。
ほんまにええライブでした。


でも、ワシの誕生日にクアトロでやった
アルバム参加フルメンバーのライブも
観たかったなー。
伊藤大地さんのドラムも大好きやし。
明日は、同じメンバーで
大阪ロイヤルホースです。
気になった方は、ぜひ!

あ、真理野さんの動画も!!

真理子さんの「ぷかぷか」もあったので
追加しますね。

おまけ。
浜田真理子さんのニューアルバムに、
とんちピクルスさんのクレジット。
むちゃ嬉しい。

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