ハシケントリオ@ムジカジャポニカ 。

本日は、久しぶりのホームライブ。
ムジカジャポニカでハシケントリオ。
トリオと言いつつ、今回も河村博司さんが一緒、
ワシは「令和のチャンパラトリオ」と呼んどります。
なんか今日は、女性率がすげえ。
ライブ開始時、見たところ、男性はワシ含めて3人。
9割5部?それ以上の率で、
ワシ、アウエー感で、若干、緊張してます。

まずは、札幌から蝦名摩守俊さん。
一曲目は「月の詩」。
丁寧で静謐なギターの音が響く。
声もしんと美しく、
冬の誰もいない公園のよう。
ギターもブルースハープも上手な人だなあ。
音に混じり気や濁り気がなく、
清潔で透明な感じ。
声も、やっぱりそんな感じなんで、
音がスコーンと抜けてくる。
ワシが普段はあまり聴かないタイプの音楽。
世の中には、知らんけど、ええ音楽が、
いろいろあるもんやなあ。

蝦名摩守俊オフィシャルサイト

ハシケントリオは、いきなり
伊藤大地さんのドラムから始まった。
すげえ疾走感!カッコええ!
その疾走感そのまま、一曲目から全開の演奏。
ガチャピンさんのベースソロもカッケー!
ガチャピンさんとお会いするのは石垣島以来。
ハシケンさんの声も伸びてる。
今日はすげえライブになるぞ!と確信する。
河村さんのギターも切れてる。
めっちゃロックンロールパーティーや!
一曲目から、せい子さんと目を合わせて、
ガッツポーズしてしまう。

流石に年齢的に、このまま最後まで、
ってわけにはいかないようで
「くっついていたい」で、ゆったりモードに。
ゆったりと言っても、リズムだけで、
テンションは、やはり高いまま。
いやあ、凄いことになってきたぞ。

ガチャピンさん、今日はエレキベースで。
可動範囲が広いからか、よー動きながら、
笑顔で、めっちゃ気持ちよさそうに弾いてはる。
ガチャピンさんの笑顔は、
なんかこっちも幸せになってくる笑顔やなあ。

ハシケンさんと河村さんの爆笑MCの後は、
おー!今日やってくれたらええなー!
と思ってた「ワダツミの木」。
ハシケンさんの声が虚空に溶けて行くようで、
その虚空の下には奄美の森と海があるような気がして、
めっちゃ好き。
今日のは完璧!震えが来た。

一曲一曲が、ほんまに素晴らしくて、
終わってしまうのが、もったいないような気持ちになる。
どの曲も「このままずっと続けばええのに」とか、
思いながら聴いている。

おお!沖縄民謡の「海のチンボーラー」!
沖縄民謡の大事なとこは敬意を持って残しつつ、
ハシケン流にしてしまうとこも、ハシケンさんを好きなとこ。

「てっぺん」からの「ワイド節」。
スタートのときを、さらに上回るドライブ感!
体が動き出す。熱くなる。
ああ、でもこれはクライマックスに入ったってことやな。
けど、今は、終わりを考えず、今を楽しむ。
あー!このグルーヴ感。
ガチャピンさんと大地さんが一体になってて、
河村さんのギターも、分けられないぐらい、
ひとつのグルーヴになってる。
ちなみにガチャピンさんの浦添のお店は、グルーヴ。
この上を、ハシケンさんが、ほんまに自由に飛び回ってる。
ワシは気持ち良すぎて、声出して笑ってる。

テンションマックスでもう一曲。
大地さんのドラムソロが凄過ぎ!
カッコええこと、この上なし。
河村さんのギターソロもすげえ!

こりゃ、ほんまにすげえライブ。
間違いなく、ワシが聴いた中で
最高のハシケンライブやと思う。

「バトン」は、震災後に書いた中で、
ハシケンさんが大事にしてる歌らしい。
ベタベタした言葉は、ひとつもないけど、
震災後のあり方に対する気持ちが、
真っ直ぐ、優しく伝わってくる。

ラストの「RERAMAKANI」まで、
ほんまに、ずーとええテンションで
走り抜けてくれはった。
初め感じてたアウエー感、
思い出す暇もなく、ずーっと音楽に浸っていた。

アンコールの「きみといたら」では、
大地さんの口笛も聴けた。
切なくて、なのに、あったかくて、ええ口笛。
甘い歌詞だけど、ベトベトしてないラブソング。
ええなあ。

アンコール二曲目は、ハシケンさん、
ウクレレに持ち替えて「イエスタディ」のカバー。

の、前にちょっとしたアクシデント。
三階の火災報知器が鳴ったとかで一時避難。
何事もなく再開。
まあ、こんな出来事も、
凄いライブと共に思い出になるんやろなー。

イエスタディのカバーとは言っても
ちょっとメロディは違ってて、
ハシケンさんバージョン。
これはこれで、ええんよねー。
おっさんがひとりで、うっとり聴いておりました。
あー!火災報知器とうっとりとで、
写真撮るの忘れてたー!(笑)

ラス前は「冬の死を悼む日」。
壮大な感じのする曲。
これもハシケンさんの一面やなあ。
こういう曲をまとめ上げるのは、
歌の力量がないとあかんのんやろなあ。
音楽に埋もれるんじゃなく、
音楽を先導して行くハシケンさんの声が、
ムジカに響き渡った。

ラストはセカンドラインのリズムで楽しくお別れの歌。
いやあ、ほんまに楽しかった!!

途中休憩なし、アンコール前のブレイク、火災報知器騒ぎ含め、
2時間半ほどの長い時間やったけど、
ずーっと、ずっと、楽しいライブでした。
ありがとうございます!

終わってからせい子さんたちとちょっと話してて
「今日はなんかサンタナやったな!」
ゆー話が出てきた。なるほどなー。
確かに、河村さんのギター入って、
リズムが強力で、サンタナっぽい気もした。

ハシケントリオ、明日は河村さんは別行動らしいが、
蝦名さんも一緒に、
奄美名瀬のマヤスコらしい。
いいなあ。マヤスコ、また行きたいなあ!

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