リシャール・ピナス@ムジカジャポニカ 。

本日はムジカジャポニカにリシャール・ピナスさんを観に。
リシャール・ピナスさんと言えば、ワシがプログレ小僧だった頃から、
マグマと並んでフランスのプログレシーンを代表する
エルドンのリーダーで、哲学者としても活動、という
知的プログレを絵に描いたような活動をしてた人だ。
70年代から活躍して、もう70近いお歳で、
これが最後のジャパンツアーになるらしい。
今回も、ドラムの吉田達也さんがツアーに同行。
しかも!大阪公演のみアシッドマザーズの河端さんが参加する。
これは、見逃せない!と早々に予約したが。

昨日、ちょっともやっとすることがあって、
精神的に疲れてたので「爆音に耐えられるかな」と
少し自信がなかったが、
敢えて爆音に身を任しに行った。
結果、大正解!
めっちゃスッキリして、もやもやが吹き飛んだ気がした。
何も考えずに音楽聴くって、
やっぱり気持ちに作用するもんなんやな。

少し遅れて入ると、そこはもう音の洪水やった。
ステージにはリシャール・ピナスさんと河端さん。
ループマシーン駆使して幾重にも重なる音世界。
なんか宇宙を彷徨ってるようにも、
海の中を突き進んでるようにも感じる。
カオスだが、何かしら美しくも思える。
これが、あのエルドンのリシャール・ピナスさんの音楽なんや!
動画は3部でやった曲。スタジオアルバム版しかなかったが、
ライブは、これの10倍激しく20倍カオスにした印象やった。

二部は吉田さんと河端さんで、短めの曲を。
吉田さんのドラムが凄まじい。
ムッチャ変則的やのに、ムッチャ正確。
何かに突き動かされるように、空間を切り刻んでいく。
その切り刻まれた空間のすべての面に
河端さんが色をつけていくようだ。

お客さんも熱心なファンが多いようで、
みんな小刻みに体が揺れている。
今日は、お客さんでムジカに来てるジョンソンtsuもノリノリだ。

最後は、3人で演奏。
何これ!!一人増えただけで、こんなに音が厚くなるの?
もう音楽がひとつの軟体動物のように、動き出して、
そこらじゅうのものを飲み込んでいく感じ。
これは、好きな人にはたまらんやろな!
3人でやってる動画は見つからなかったが、
リシャール・ピナスさんと吉田達也さん、
そこに灰野敬二さんまで入ってる動画があった。

アンコールはリシャール・ピナスさんひとりで。
これがまた不思議な面白さで、
最後まで、ずっと惹きつけられた。

今日は、あまり酒が飲めそうになかったので、
終わったら、早々にムジカを出たが、
この気分のスッキリ感はありがたかった。

いやあ、音楽好きで良かった!と実感する夜であった。

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