金星に浸る。

金星には落ち度はない。
ワシが勝手に落ち込むだけ。
何故か金星を見ると真夜中の真っ暗な凪の海に
一人で入っているような捉え処のない孤独感に包まれる。

いやしかし、孤独ではあっても寂しくはないなあ。
落ち込むと言うよりは浸っているのか、ワシは。

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