白崎映美&白ばらボーイズ@名古屋TOKUZO。

数年来、ずーっと行きたかった店、
名古屋の得三に初めて行ってきた。
ムジカのせい子さんが、
「大阪にも得三みたいな店が欲しくて、ムジカを作った」みたいな話してたので、
いつかは行かなくちゃ、とずっと思ってたのだ。
今日行って、その意味がよくわかった。
ブッキングがすごくて
「知らないミュージシャンでも、この店でやるんなら、きっとおもろい」
と思える店。
酒も食事も美味い店。
だからライブ中にも飯楽しめるし、終わってからは、打ち上げ会場になるし、
ライブしてない日でも、一軒目のご飯屋としても、二軒目のバーとしても使える店。
そして、何よりミュージシャンが来たがる店、やりたがる店。
ワシが「ムジカってすごいなぁ」と
思ってる要素を、兼ね備えた店だった。
さすがムジカのお手本!!

前置きが長くなったが「いつか来たい」が
今日になった理由は、このバンドである。
白崎 映美と白ばらボーイズ」のライブがあったのだ。
白崎さんの故郷、山形県酒田市の
白ばらってキャバレーでやるために結成されたバンドで、
滅多によそでは見られない。
見られたとしても東京まで。
それが今回は名古屋で見られるのだ!もちろん大阪は公演なし。しかも得三!!
おまけに明日から豊田で橋の下盆踊り。
ドラマーの太ちゃんから、この話聴いた瞬間、
ワシの行動は決まっていた。
そして、ほんまにほんまに、楽しい公演やった。

戦中、戦後の上海ジャズ
「上海バンスキンク」から物語は始まる。
行ったことないけど、往時のキャバレーって、こんな感じやったんやろな?
と思わせるふくよかできらびやかなオールドスタイルのジャズ。
音も気持ち良い。
けど、さすが映美さん、なんだか少しずつずれていく。
え?吉田日出子さんの上海バンスキング路線やるんやないの?
いつしか曲はジャズというよりムード歌謡に。
会場はキャバレーと言うより温泉宴会場に(笑)
まあ楽しければええか。
寸劇、というより曲中の小芝居?もどんどん出てくる。
おもろい。
ピアフの「群衆」をフランス語でって、これ酒田弁やんかーい!

映美さん下がって、フロントマンたちが、
ジャグリングとかの芸を披露し始める。
果ては、松明でのジャグリング!
うますぎる!!
後ほど、太ちゃんに聞くと、
フロントマンたちは、自由劇場の出身らしい。
なるほど!芸達者なミュージシャンではなく、
音楽もすごい役者さんやったんや!
そらすごいはずや。

映美さんも、もちろん負けてない。
二部は、より派手なドレスで、
曲もアップテンポで踊れるような曲が、バンバン続く。
バンドはマリアッチみたいな衣装。楽しいーっ!

観客の巻き込み方まで巧みで、
気がつくとコール&レスポンスの苦手なワシが、大声で歌ってた。

一緒に行った岸さん曰く、
「熟練の笑い、クレイジーキャッツ、
大瀧詠一というコミックソングの伝統をきちんと踏まえている」そうである。
ほんまに素晴らしいエンターテイメントであった。

映美さんの出身バンド、
上々颱風のメンバー、ベーシストの
西村さんにお会いできて、
「もう体大丈夫なんですか?」と
聞いて頂いたのも嬉しかった。
あ!西村さん、写真撮るの忘れてた!
くやしー!!!

太ちゃんが打ち上げ誘ってくれたけど、
岸さんに聞きたいこともあったので、
感激した二人ともCDを買って、得三を後にする。

そのあと、岸さんが連れて行ってくれたのは、
得三の森田さんが、得三始める前にやってて、
去年復活したというオープンハウス!
得三の次に名古屋で行きたかった店だ。
この以心伝心感!!
ええ気になって最終電車くらいの時間まで、岸さんを引っ張って、
失業者の先輩としての実感を語って頂く。
アドバイスもたくさん頂く。

得三、白崎映美と白ばらボーイズ、
オープンハウス、岸さん、
もう申し分ない、完璧に楽しい夜やったなあ。

白崎映美と白ばらボーイズの動画ありました。

山形県酒田のキャバレー白ばらでの公演!!
しかもゲスト越路よう子さんやん!!
ここにいたかったなあ。
現在はキャバレーは閉店して、ナイトスポットになってるようです。
いつかここで白ばらボーイズ、観たいな!
ほんで、ケルンで雪国飲みたい。
次回の白ばらでの公演、行こうな!コバミキ!!

ご本人まで登場するコメント欄の盛り上がり!
(20230906記)

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