カオリーニョ藤原さん&中島徹@ロイヤルホース。

本日はロイヤルホースで、
カオリーニョ藤原さんと中島徹さんのライブに。
二人は長年、一緒にやってる仲、
この二人ならではのやり取りが楽しみだ。

ロイヤルホースに敬意を表してか、
ジャズっぽいボサノバで始まりました。
二人ともほんまに名手やなあ。
ロイヤルホースに似合うめっちゃ上質の演奏を聴かせてくれる。
でも、曲までボサノバの名曲のカバーを連ねるんではなく、
カップラーメンやチャリンコや
バイトが歌詞に出てくるいつものカオリーニョさんの曲。
そこがなんか、普段着っぽくてええ。
普段着を着こなしで、よそ行きのように見せてる感じか。
めっちゃ達人の技やん!!

中島さんのMC、初めて聴くけど、こんな話上手い人やったんかー。
笑わせてもらいましたわ。

おお!「守り続けたこの命」って歌詞の曲、
ちょいとコブシ回ってきた!
ちょっとボサノバ演歌にモーフィング始めたな!
ええどええど!

中島さんが立ち上がって、ピアニカを吹き始める。
中島さんが演奏すると、ピアニカもノーブルに聞こえるなあ。
あーでもとっつき悪いわけじゃなく、けっこう聴きやすくて、
音でやり合うコミカルなやり取りもめっちゃオシャレで面白い。

アドリブ合戦、この二人は即興と言うより、じゃれ合いみたいやな。
テクニックがあって、息が合ってる二人やないとできない
高度で楽しい遊びやなあ。

いつの間にか、「みんな夢の中」。
もう、ボサノバでも演歌でもないのに、違和感もない。
つまり今までもボサノバ聴いてたわけでも、
ボサノバ演歌聴いてたわけでもなく、
カオリーニョ藤原&中島徹を聴いてたってことだな。
すっかり騙されていた。

一部のラストは「夏の日の思い出」。
いやあ、二人ともソロすげえわ!
饒舌だけど、喋りすぎない、
ほんまに大人の演奏、聴かせて頂きました。

二部は、二人のハーモニー中心に始まった。
男性同士のハーモニーって、
久しぶりな気がするけど、
押し付けがましいとこが少しもなく、ほんまに心地よい。
演奏中で申し訳ないが、
「今寝てしまったら、どれほど気持ちええんやろ?」
と考えてた。

お!本日初の、ご唱和タイムは「逆行人生」。
観客もちゃんと歌ってます。
コブシまわりまくってます。
もうボサノバ演歌越えて、ボサノバ都々逸(笑)
中島さんの、めちゃくちゃゴージャスな間奏。
この曲に?(笑)
ほんま二人とも、楽しませてくれる。
ギリギリ、ロイヤルホースのオシャレラインに踏みとどまったまま。
エンターテイナーやなあ!二人とも。

観客参加型ご続きます。「カッコウの歌」。
中島さんのピアニカソロかっこよかったけど、
そこからカオリーニョさんのギターとの
吹っかけ合いから、トークコーナーに(笑)
もう曲に戻れないんちゃうか、と思ったんやけど、
いともたやすく戻った。
流石のテクニシャン&エンターテイナー。

宗教のことを歌った曲は、
もう攻撃的なくらいの
ピアノソロでカッコいい!!
音的にはジャズなんだろうけど、
姿勢的にはパンクに近いんちゃうかなー、思った。
歌詞も、ユーモアに包んでるけど、意味的にはかなり過激だし、
やっぱりパンク@ハートな音楽なんやろな。

一転して、優しくて柔らかい曲。
ほんま、こんな曲に抱かれて、
うたた寝したら最高やのになあ。
…て、実は少し寝落ちしてた。
やはり最高に気持ちよかったのでありました。

ラストソングは、ちょっと雰囲気変えて、
景気良く「マンボパラダイス」。
二人でやってるとは思えない奥行き!
いやあ、ほんまに上質で楽しいライブでした。
この曲は、そのライブのラストにふさわしいわあ。

こんだけ楽しませもらったけど、
やっぱりまだまだ楽しみたい、
のアンコールは「人生の花」で、
一周回ってボサノバに戻った感じか。
これ、本当にええ曲で、
今の時代をよく捉えてて、
だけど「こういう世の中だけど、流されずに
こうやって生きていきたい」
と自分自身にも言い聞かせてる歌やと思う。

ほんま素晴らしかった。
カオリーニョさんの知らない面を見せてもらった気分。
とても、一昨日、ここから200メートルくらいのガンズトイトイで
女装してた人とは思え……
あ、あれは、カオリーニョさんの双子の妹だったか(笑)
ほんまに楽しくて、上質なエンターテイメントでした。
ありがとうございます!

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