森拓斗＆根心屋「ニライカナイ」。

さっき「里の曙」の話で、里の曙のCM音楽やってる
奄美大島の拓斗くんの話を出したばかりのタイミングで、
タイムラインに拓斗くんのすごい映像が入って来た。

エンディング・クレジット含め、9分にも及ぶPV。
素晴らしい映像。
沖縄とはまた違う奄美の大地をたっぷりと感じられる。
編集も素晴らしい。
長いPVだけど、冗長な感じはしない。
ずっと観てられるな。

拓斗くんと初めて会ったのは、
数年前の豊田、橋の下世界音楽祭だった。
確か、ハシケンさんや大石始さん、奄美竪琴の盛島おじいなんかで
夜中にやってた民謡のワークショップで、
奄美の話を語る人の中に中に拓斗くんもいた。
その時は話はしなかったけど、
そのあと、夜中までワシが飲んでた屋台に
流しのように来て、歌ってくれて、
その時に色々話をした。

翌年、LCCのバニラエアが大阪〜奄美間に就航して、
ワシは導かれるように奄美に行った。
ずっと行きたかったけど、知り合いが一人もいなかったのと、
直行便がなくて、けっこうお金と時間がかかるので、
二の足を踏んでいたのだが、
その問題が一気に解決して、
はっきりと「呼ばれてる」気がしたのであった。
行く前から、拓斗くんに色々情報を教えてもらった。
観光地やお店、盛島オジイのライブスケジュール。
スケジュール自体、盛島オジイのライブを基本に組み立てた。
ネットにも載ってなくて、大阪ではわからない情報だったので、
拓斗くんに聞かなければ、立てられないスケジュールだった。
そして、現地でも当時拓斗くんが働いてたお店で黒糖焼酎を酌み交わした。

その少し後、拓斗くんが大阪にライブに来たので、
自転車で京橋の商店街の沖縄料理屋に聴きに出かけた。

数えてみれば、拓斗くんと実際に会ったのは、この3回だけだ。
なんか濃い時間を過ごしたので、もっと何度も会ってる気がしてた。

そして、このPV！
素晴らしいものを届けてもらった。
まだ奄美には一回しか行けてないが、
マヤスコはじめ、拓斗くんのおかげで知り合った
方々の名前や、場所が出てくるのが嬉しい。
gnkosai bandなど、知り合いのミュージシャンが協力してるのも
なんか繋がりが嬉しくなってしまう。

そして、肝心の音楽も、素晴らしい！！
拓斗くん、歌も歌い方も、大きくなった気がする。
いろんな人の愛を受けて、それを自分でもちゃんと感じてる歌だ。
その中で生かされてる自分をわかった上で感謝している歌だ。
奄美に産まれ、奄美でまっすぐに育ち、
その真っ直ぐさで、人々に愛されるけど、
歌詞聴けばわかるように、
人の痛みも自分の痛みとして受け止められるように
育った、本当にいい青年だ。
あと、拓斗に寄り添うように、
拓斗くんの気持ちを、歌とはまた違う形で聴かせてくれる
ソプラノサックスに心が動かされた。
吹いてる方、KOYOさんて言うのかな？
お会いしたことないけど、
拓斗くんと一緒に演奏してるとこで、
いつかお会いしたい。

久しぶりに黒糖焼酎を飲んだ夜に、こんな映像を観て、
また奄美に行きたくて、心がゾワゾワしている。