良元優作&ナオユキ。
天神橋筋1丁目界隈、つまりうちの町内で、
良元優作さんとR−1決勝進出のナオユキさんのジョイントライブ。
這ってでも帰れる場所でのライブってのが、まず嬉しい。
そんで、良元さん→ナオユキさん→良元さん第2部→ナオユキさん第2部→
良元さんとナオユキさんのジョイントって、構成がまた楽しい。
1部の良元さんは短めの笑えるような歌中心、
ナオユキさんはR−1では決して見せられない間をたっぷり使って、
R−1では言えないようなネタ。
2部の良元さんはじっくり聞かせる歌。
やはりペプシドライブとキムおじさんは、何度聞いても泣きそうになる。
そしてナオユキさんの2部は、
ちょっと酔眼の入ったようなナオユキさんが、
一部よりさらに間をたっぷり使って、
頭の中で3回ぐらい、思考が噛むような、
ひねくれまくったネタをやる。
ナオユキさんはやっぱり舞台芸人だな。
もっとテレビに出て有名になって欲しいけど、
間を共有できる、ライブで会う機会がなくなって欲しくない。
そして圧巻のジョイント。
良元さんのブルースっぽいギターにナオユキさんが
ネタを乗せる。
間を大事にするってことは、つまり、
リズムを大事にするってことにもつながるのだろう。
ただ、リズムに乗せてネタをやってるだけなのだが、
それが完全にブルースなのだ。
もしかしたら、ブルースの原型は、音楽と言うより、
不平、不満を、リズムに乗せてつぶやくという
こういうスタイルだったんではないか、と思った。
そのあと、別に約束したわけでもないのにライブで会った、
気を使わない友だちと、家から、100メートルも離れてない
うまくて安くて落ち着く店へ。
初対面同士もいるのに、気を使わずに済む間柄なんは、
なんとなくお互い感じられるのだろう。
深く、ゆっくり、泥酔もせずに飲んだ。
幸せな夜だ。
写真は、2部の良元さん。
ナオユキさんのライブは、静かなので、
ケータイのシャッター音が邪魔になりそうで撮れず、
二人のジョイントは、短かったのと、ドキドキしてたので、
写真撮るのを忘れてました。
今のスタイルにつながるようなライブレポートやな。
最初がこの二人やったとは、なんか感慨深いです。
(20200209記)