ライブ始め2019。

今年のライブ初めは、1月6日、
やはりホームとも言うべきムジカジャポニカで。

そして、まずは、ムジカのご主人、伊藤せい子さん。
せい子さんから一年が始まるとは、
縁起ええし、感慨深い。
去年は、お互い、いろいろありましたなあ。

せい子さんも、ムジカのミラクル移転、
移転したとたんの地震で店内アルコール漬け、
その辺の心労がたたったのか、腰痛入院、
松葉杖をつきながら、停電のレインボーヒルを乗り越えはった。
その強運にあやかりたいもんや。

せい子さんの声が、前より深いとこまで、
差し込んで来る。ジーンとする。
せい子さんに、いろいろあったことも、
ワシに、いろいろあったことも、
その両方が絡みあって、
ここに声が届いてくれるようになったんかもなあ。

ミチロウさんや友部さんのカバー、
歌詞がちゃんとせい子さんのものに
なってるのも素晴らしいけど、
オリジナルの人への愛もしっかり
感じられるところも、素晴らしい。
友部さんの曲、すごく良かった。
「こわれてしまった一日」。また聴きたいなあ。
せい子さんが人前でお披露目するのは、
初めてということで、もちろん音源はない。
オリジナルを、どうぞ。

「ポロポロポロリ」て歌詞の歌、
題名どやったかな?
この歌、泣けてくるのは、
ワシの記憶のどこかと、
どこかで確実に繋がってるからやと思う。

最後は友川かずきさんの
「祭りの花を買いに行く」。
ああ、カバーのセンスもええなあ。
ふわん♪とええ感じで、
せい子さんの歌に抱かれながら、
今年のライブライフが始まりました。

せい子さんの歌、一人でも多くの人に聴いてほしいので、
動画をあげておきますね。

あ、「祭りの花を買いに行く」、
ほんまにええ曲なんで、
ちあきなおみバージョンを。

次は、初めて聴く「Shutter and Love」。
アコースティック&エレキの、女性ギターデュオ+ドラム。

透けるような爽やかなメロディとハーモニー。
だけど演奏は、しっかりとしてる。
なんか同性の女性に好かれる感じの人の良さそうな音楽やな。
と、思いました。

3組目は、CHAINSの新村敦史さん。
ソロで観るのは、初めてかもしれん。

ギター一本の弾き語りに、
繊細で不安定な感じもあるボーカル。
デュルッティ・コラムとか、フェルトとか、
ポストパンクの頃のブリティッシュをちょっと、思い出させる。
あ、レーベルで言うとチェリー・レッドか。
とか考えてたら、武村さんに言われた。
「この人、リトル・フィートっぽいすね」。
あー!それもわかる!!
と、思ったら、ジョニ・ミッチェルのカバーを。
うーん、なるほどなー。
バラバラなことゆーてるみたいに聞こえるかもですが、
同じこと、いろんな角度からゆーてるんですわあ、きっと。
いずれにしろ、高音が餅のように伸びて、めっちゃ歌の上手い人ですわ。

お、ぱぱぼっくす、今日はタルちゃん抜きなんや!
アコギ&ボーカルと、ドラム&コーラス。

タルちゃん欠席の理由と、それに対するご意見が、
もうめちゃくちゃおもろかった!(笑)
ここでは内緒にしときます。
澤田さん、相変わらず独特のノリのMC、
だけど音楽は、ちょっと懐かしい、70年代〜80年代のフォークロックに、
少し歌謡曲が混じった感じで、なかなか楽しいんすよー。
ほのぼのとした感じもあり、ある意味お正月らしいですー。
そー言えば、去年1回目、大手前病院での入院のとき、
澤田さんとソックリの笑い方する看護師さんがおって、
その人の笑い声だけ、めっちゃ遠くからでも
聞こえてたんを、思い出した(笑)
ラストは、ちょっと照れくさいくらいの
青春ラブソングで終わりました(笑)
で、その動画を。

そして、ムジカ新メニュー、
岡山県産マッシュルームのペーストを頂いてみる。

うむむむ!なにこれ?コクがあって、抜群に美味い!!
バケットとの相性もバッチシ。
うわーまたムジカで食わなあかんもんが
増えてしもうた。

そして、ソロで聴くのは久しぶりの長野友美さん。
なんと、ムジカ初登場らしい。ビックリ!!
始まった途端、ピリッと張り詰めた空気がムジカの壁を突き刺す。
会場全体が、聞き耳を立ててるような。
…さすがや。

今年は大阪はまだ雪降ってないが、
長野さんの声は、深々と降り積もる雪のようだ。
積み重なった歌の上には、真っ白の風景が広がる。
ひとことで言えば静謐な音楽、
ですが、ご本人かなりの酒豪らしく、
今年の初夢(正確に言うと、記憶に残ってる中で、最初の夢)は、
バーボンをスムージーにして飲む、という夢やったらしいです(笑)
どやって作るねん!

武村さんや仲井信ちゃん、ワシの敬愛するミュージシャンたちが
初めて聴くらしい長野さんのこと、
「前から知ってはりました?」
「すごいですね!この人」
と驚いてるのが、すげえ嬉しい。
声の存在感、音程だけでなく、いろんなことが、ビクともしない
体幹のしっかりした声やと思う。
だから、こぶしを回しても、ナヨナヨしない。
もちろん、楽曲そのものもすごくええ。
長野さんは、長崎出身。
ラストは、ア・カペラで「長崎ぶらぶら節」を。

いやー!素晴らしい。
初めての方にも鮮烈な印象残したらしく、
終わったときの歓声もすごかったです。
終演後、武村さんやせい子さんが、ジョニ・ミッチェルや!
ゆーてはったんもよーわかります。

そして、トリ前は、めっちゃ久しぶり、
復活してからは、お初の松ノ葉楽団。
南部臭漂う、酒臭い世界、
ちょっと洒落てて、だけど、どこかやさぐれてて、
どっちにしろ、人生を楽しんでる感じがめっちゃ好き。
「ミッドナイトスペシャル」の和訳、
めっちゃええなあ。
これ、誰の訳やろう。

…は! しばらく、10分ほど?
脳みそ、どこかに飛ばされてた!
楽しかったなあ。
ラストは「春一番を待ちながら」。
この歌が、松ノ葉楽団を好きになったきっかけ。
ほのぼのと楽しく、あったかくなる、おこたのような歌。

お!めめちゃんも入った演奏がありました。

そして、これだけのええメンツのトリ、
誰かと思えば、仲井信太郎くんの、ノスタル人!
信ちゃんが「トリやないと嫌や!」て、
ゆーたとか、言わんとか(笑)
言わんやろなー。

前の松ノ葉楽団が終わるタイミング、
信ちゃん、ワシの近くにいたので、
松ノ葉さんが「次はノスタル人でーす」ゆーたとき、
「えー!!」ゆーたら、信ちゃんに、えらい怒られた(笑)
なんかいじりたくなるんよな、信ちゃん。

でも、ノスタル人の演奏は、ほんまは
すげえおもろくて、好きなんよねー。
メロウでソフトなフリしながら、
コード進行もメロディも、かなり変態的な感じがする。
ええ気持ちで漂ってたのに、
目が覚めたら見たこともない
ようなとこに連れてこられたみたいな気分になってたりする。
MCでゆーてたけど、
2月10日は、ここムジカジャポニカで、
仲井信太郎まつりがあるんですよ!!
信ちゃんが絡むバンドが大集合!!

ボーカル&ギターで出る「ノスタル人」以外は、
信ちゃん本業のドラムに戻って、ジョンソンtsuバンド、
前川サッちゃんのグッドルッキングガイ、
吉田ピンチさんとのヒトリトビオ、
良元優作さんのpants! pants! pants!
めっちゃ、ええバンドばっかり!!
それだけ信ちゃんが引っ張りだこってことやな。
あ、あとシークレットのもあるらしい。
ライブでは、もうほとんどゆーてしもてたけど(笑)
すごいええライブになるはず!
皆さん、ぜひ。

ラストは京阪宇治駅から、
信ちゃんの実家に行く「道案内」。
ワシの好きな曲。
今日も気持ちよく、聴かせてもらいました。

そしてアンコールは、「くじら」。
この間奏聞いてると、
ノスタル人て、わりとプログレかもなあ、
て思ってしまうなあ。

ライブあと、やっぱり気になってた、
もうひとつの新メニュー、
無農薬白菜と鮭ハラスのチーズシチューも頂きました。

こちらもおいしかった!!
この無農薬白菜、なんと水田十夢くんの
家庭菜園で採れたものらしい!!
まあ、十夢はほぼ何もせず、
まみちゃんやイッコウくん、おじいちゃん、おばあちゃんが
世話したんやと思うけど。

ライブは15時半から21時過ぎまでの長丁場、
そのあとも武村さんや長野さん、せい子さん、
信ちゃん、リッキーさん、ジョンソンtsuと、わあわあゆーて、
「やっぱりここがワシのホームやなあ」思って、
寛いだのでありました。

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