大好きな作家さん、佐藤泰さんの高校時代。BBBムービー「市街戦のジャズメン 作家佐藤泰志の衝撃」。
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「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「オーバーフェンス」
「草の響き」「夜、鳥たちが啼く」、
原作がいくつも映画化されて、それが、ことごとくワシの好きな映画ってことで、
一時、原作を夢中になって、読んでた作家、佐藤泰志さん。
その佐藤泰志さんが高校時代に書いた応募小説を中心に、
佐藤さんの高校時代を掘り起こすドキュメンタリー映画。

大江健三郎さんに影響受けてたとは言え、
これほど、内面に深く沈み込むような小説が、
高校生に書けるものなのか。
親友や、担任の先生、佐藤さんを買ってた作家の息子さん、
現在の作家さんから観た印象など、
各方面から「高校三年生、佐藤泰志」を分析する。
短いけど、濃い内容のドキュメンタリーであった。
同級生が佐藤さん語る時、
本当に嬉しそうで、
「佐藤さん、愛されてたんやなあ」と嬉しくなった。
心の中では、こんな小説書くくらい、
成熟して、いろいろ悩んでたんやろうけど、
ちゃんと友だちとバカやったり、
音楽に夢中になる、ワシと変わらん高校生の佐藤さんが、
感じられて、ホッとした。
再現ドラマ、佐藤さんの後輩高校生が演じてるのだが、
佐藤さん役以外の、生徒や先生の演技が、
少し観るのが辛いレベルだったのが、ちょい残念だけど、
それはご愛嬌ってとこかな?
佐藤さん役の高校生は、無口で、何考えてるかはっきりしなくて、
役者さんの人柄、そのまんまなのかもしれないけど、
雰囲気あって、ワシの思う佐藤泰志さんに近くて、
なかなか良かった。
予告編、「今こそ、あなたに見つめてほしい」って言葉、
浮き過ぎだったり、
全体的に勢いあり過ぎだったり、
タイトルに「衝撃」って言葉入れてるのが、
ちょっと映画の内容と合わなくて、
古臭い気がするのも、ご愛嬌か。
たまたま今日、元「裸のラリーズ」の若林盛亮さんのこと書いた
2017年のブログ読み返してたら、
ラリーズの結成のきっかけが、1967年の羽田事件だと知った。
この事件が、かたや「裸のラリーズ」を産み、
かたや佐藤泰さんに「市街戦のジャズメン」を書かせた。
それだけ、この事件が当時の若者に、
大きな影響、与えたってことなんやろうけど、
なんだか不思議な偶然やなあ。
(20251019記)

