映画「そこのみにて光り輝く」。

前川さんの奥さん、ミポリンに教えてもろた映画
「そこのみにて光り輝く」を観に行った。

時間、間違ごうてて、塚口って、ほぼ知らん町で3時間近く潰すことに。
とりあえず飯食って、この時間でも開いてる赤提灯に入ろうとしたら、
ラーメン屋やった。
駅前の地図見たら、近くに近松門左衛門記念館があったので
(この辺は近松の出身地らしい)行こうと電話したら、丁度閉館時間。
仕方なく、椅子とテーブルのある本屋で時間潰し。

で、見た映画は、すごく良かった。
海炭市叙景という映画見て、原作者の佐藤泰志を好きになって、
読みまくったんだが、これも佐藤さんの原作。

函館を舞台に壊れそうな人間たちが、社会的には
犯罪かもしれないできごとを通して、
新たな家族を作っていく再生の物語。

綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉の3人が、とにかくいい。
正直で優し過ぎるからこそ傷ついて、
今の社会からは、ドロップアウトとしか言えないような人生を送っている。
でも、次第に寄り添い、新しい形をもがきながら、作る。

ざらついたどうしようもない、目を背けたくなるどん底の話ながら、
最後にはだからこそ感じられる希望が体を包む映画だった。

終わった瞬間、題名が、お腹の底にズンと響いた。

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