初お水取り(修二会)などなど。

なんと、二週間ぶりの大阪市外へのお出かけ。
本日は奈良に行ってきました。
実は、お水取り、行ったことなくて、
「いつか行かねば」思ってたんすが、なかなか行く機会なくて。
奈良町に住む会社時代の先輩が、お住まいを終の住処に建て直されて、
「お水取り観に来るついでにおいで」とお誘いを受けて行ってきました。

まずは、先輩のお宅拝見へ。

先輩のご自宅は猿沢池からすぐのめっちゃええところ。
途中、鹿が街路樹喰ってるところに遭遇。
そう言えば、その先輩に「コロナ騒ぎで観光客が極端に少なく、
鹿煎餅のもらえない鹿が腹空かして、うちの道路に面して置いてる
オリーブもやられた」と聞いてたので、
はは〜〜ん、こういうことやな、と納得。

先輩んちは綺麗で、住みやすそうで、同居してる猫のことも
よう考えて作られてました。
ほんまに、ほっといたら渡辺篤が入ってきそうな気がしましたが、
個人宅なので、写真はご遠慮しました。
1時間足らず滞在しましたが、猫アレルギーも出なくて快適。
「家でのんびりしとく」という先輩ともう一方を残し、
ワシはお水取りの行われる二月堂へ。

ちょっと距離があるので、先輩にタクシーを呼んで頂きましたが、
そのタクシーの運ちゃん「今日でお水取り終わりやけど、
お水取り観に行くってお客さん初めて乗せました。」ゆーてました。
コロナ、深刻やなあ。
土曜の夕方、普段ならクソ渋滞するあたりもスイスイ行けて、
快適は、快適なんすが。

二月堂へは、大仏殿の裏を通って。
馬酔木が花盛りで「もう春なんやなあ」と実感。

二月堂に着くと、さすがにすごい人出。
この騒ぎの最中でこれなら、騒ぎがなかったら、どんなことなってたんやろ、
と思うと、感謝、ってほどではないけど、ちょっとラッキーと思ってしまいました。
お水取りは、曜日関係なく、毎年3月14日が最終日で、
今年は、たまたま土曜日だったので、もっとすごい人手が予想されてたんやろなあ。
観光関係の人は、ほんまたまったもんやないやろうなあ。

18時直前、外灯などの照明が落とされて。。

あっという間に、二月堂が炎と煙に包まれた。
映像では、何度も観ていたが、実際に観ると迫力が全然違う。
こんなこと、1300年も続けてるのか。
どう考えても、火事が起こらんわけがない気がした。
今日は、尻焦がしと呼ばれる最終日。
二月堂の舞台に十本松明が並ぶのは、この日だけ。それは、もう壮観!

その松明を一斉に大きく上下に振って、舞台から火の粉が隙間なく
振ってくる光景は、もう、この世のものとは思えない。
「幻想的」という言い方が陳腐に思えてくる。
何しろ、この行事、初めに松明の火が見えてから、
火の粉のカーテンが降りて終わるまで、ものの10分程度なのだ。
幻想的、とか思う心の余裕なく、振り回されてる間に終わってしまった印象だった。

火がおさまってからも、この日はもう少し、お楽しみがある。
二月堂の舞台に登らせて頂けるのだ。
欄干には、まだ松明のカスが残っている。
二月堂の舞台は、真西に面している。
大仏殿越しに見える生駒には、まだ薄明かりが残っている。
これは、なかなか気持ちの良い光景だ。

二月堂の舞台を、少し曲がったところ、ここは正月に実家で観た
寅さんの第一回で、寅さんが、御前様と娘さんに再会する場所、
ワシは一人で密かに興奮していた。

二月堂の石段を降りたところで、会社の後輩現役女子二人と合流。
ワシが、奈良で一番好きかもしれない裏参道を通って、
本日の夕飯会場へ向かう。そこで先輩たちと待ち合わせ。

この辺りは初めて来るのかもしれない。
松籟 (しょうらい)と書いて、「まつのおと」と読ませるらしい。
たぶん、佐保川の近くだと思うのだが、古い民家を改造した、ええ佇まいのお店。
突き出しのフルーツとハムも美味しかったが、腹減ってたので、バクバク喰ってしまった。
久しぶりの酒も美味い。
メインは、飛鳥鍋なのだが、それは、焦げ付かないように時間かけてゆっくり煮込むので、
六点盛りを頂く。これがまた何を喰っても美味かった。
朧げな記憶を辿ると右上が、あんこうの竜田揚げ。
その下が秋刀魚の薫製、その左にナスの揚げ浸し、ホタルイカの沖漬けと続く。
ああ、記憶があやふやだ。その上が、ハマチではなかったと思うが、
それ系の魚、カルパッチョでもなかったと思うのだが、なんかそんな感じの味、
最後のが、下はクリームチーズだが、何が乗ってたか、忘れてしまった。
けど、全部美味しくて、これ以外にも、へしこや、ポテトサラダ頼んでたのだが、
くまなく美味しく、メインの飛鳥鍋にたどり着く前に満腹になるんでは、
と心配になるほどであった。

ちなみに本日のメンバーはワシ以外、全員が女性。
初めはアウエーかな?と思ったが、昔話や近況報告で話尽きぬほど盛り上がる。

ようやく飛鳥鍋が煮えてきた。
満腹で食えるかなあ、思ってたんやが、何?この出汁。
飛鳥鍋って、ミルク鍋としか思ってなかったが、
酒粕やらも溶け込んでて、奥行きのある初体験の味。
この出汁だけでも、ご飯食えるなあ。
具は、しめじ、えのき、舞茸、ブナピーのキノコ勢に、
白菜、長芋、菊名、豆腐、そして、鶏のつみれに、鴨。
これが、その美味い出汁と絡まって、なんつー美味さ!
満腹を忘れて喰いまくる。

ここは、中庭も素晴らしい。
こんな良いところ奈良にあったのかあ、もっと早く知ってたかったなあ。

みんな満腹だったのだが、どうしても、この出汁で作ったリゾットが喰ってみたいと、
一人前だけお願いする。
ワシは最後に、「やはり日本酒も呑んでおかんとな」と春鹿も注文。
結果、一人前でもかなりの量があった。
赤米?古代米のリゾット。
ああ、やはり頼んで良かった!!

あっという間にええ時間になった。
お支払いを頼むと、「え?こんなええ感じの店の個室で、
こんな美味くて、酒もけっこう呑んで、この金額でええの?」と
思うリーゾナブルなお値段。
一片の不満もナシ!

奈良駅までの帰り道は、奈良女子大の前を通る。
閉門時、閉じ込められたのか、美しい牡鹿が、
塀の中で、寂しげに鳴いていた。
ああ、ここは奈良なんやな。

帰りの近鉄、油断してた。
奈良から大阪への休日、電車は夜になると、本数ががくんと減るのだった。
鈍行で約1時間、会社現役後輩女子二人とワシの三人は、
適度な酔い、満腹、鈍行の柔らかい揺れ、と条件を整えられ、
気持ち良いウタタネを貪って、大阪へと戻るのであった。

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