蜘蛛を看取る。
昨日、夜久くんのライブ終わって、
家に帰り、風呂に入ると、
先月お伝えした小さな同居者の蜘蛛が、
お亡くなりになっていた。
数日前から動きが鈍いな、
とは思ってたんだが。
律儀に、住んでた巣の真下、
風呂桶のヘリで果ててらっしゃった。
丁重に植木鉢に土葬した。
この一ヶ月足らず、
ワシが風呂桶に入るタイミングは、
驚いたように、物陰に隠れるが、
静かに浸かってると、
安心したように出てくる、
を繰り返していた。
それが日課のようになっていた。
最近は朝、洗面所で顔を洗うときも、
少し様子を伺ったりしていた。
さすがに悲しくはないが、
少し寂しいな。
蜘蛛の寿命がどれくらいなのかは
知らないが、
初めて見つけたときより、
数倍の大きさになってたので、
そう悪い生涯ではなかったと思う。
ワシの今までの人生の中でも、
一番長く濃いお付き合いをした蜘蛛だ。
ご冥福をお祈りしよう。
