土田世紀展@京都国際マンガミュージアム。
床までビッシリ土田世紀!
現存する原画18000余枚を全て展示する前代未聞の展覧会。
その発想も凄いが、
籍を入れてなくて、喪主を務められなかった奥さんによる葬儀、
という初動も凄いと思った。
そして、中身。
17歳、高校生の頃から画風が完成されている。
晩年の作品と言われても信じてしまうほど、ぶれていない。
変わっていないのは、画風だけじゃない。
テーマも、一所懸命だけど不器用で、うまく行かない人間(特に男)の
無様な生き方を描き続けている。
凄い才能だ。
「もっと生きてたら、どうなってたんだろう」という気持もあるが、
「43年で描ききったんかな」という気もした。
今後、二度とないだろう展覧会だと思う。
こちらは今月いっぱい。
お急ぎください。
漫画ミュージアムを出ると、物凄い雨。
サンダル履いてきたんで、足がびしょびしょで滑りそう。
たまらずスタンドに逃げ込む。