日本の漫画やアニメって、こんな次元まで到達してたんや。BBBムービー「ルックバック」。
友だちから勧められて、久しぶりに日本のアニメーション映画を観た。
1時間内短い映画やったけど、その中に濃密な内容が、
丁寧に詰まっていて、感心してしまった。
2時間以上の大作観たような充実感があったなあ。
なんとなく、少女の成功譚映画やと思って観てたら、
前半30分くらいで、想像できる成功まで登り詰めてしまった。
あれ?どうするんやろ?思ったけど、
今から考えると、そのまま終わってたら、
ありきたりのストーリーに終わってたんやろな。
ここからが、面白く、切なく、キュンとする展開やった。
さすが、漫画やアニメーションの先進国、日本の、
2024年の漫画原作のアニメーション映画やなあ、と思う。
マルチエンディング、パラレルワールド的な考えも消化した上で、
アニメならではの表現になっている。
それが、技術やレトリックの誇示に終わらず、
ちゃんと伝えたいことがあって、ストーリーの中に
納まっていることも、ええなあ、と思った。
主人公が、いろんなことを飲み込んで、
生きていこうとする姿が美しい思える、ええ映画でした。。