バルテュス展@京都市美術館。

清水監督へ。
ようやく行ってきました。
監督が、日を変えて、二度行った気持がよく解りました。
壮年時代の、幾何学的な構図がらも、
匂い立つような少女の絵のシリーズも素晴らしいですが、
日本に強い影響を受けて、
その結果、ヨーロッパのフレスコ画のような、
中から光り輝くような絵になっていくのも、
面白かったです。
自然光じゃないと絶対できない陰影ですよね。

壮年期の作品、常に中心人物の背後にもうひとりの人物を配しているのは、
バランスもあるのでしょうが、
時間を止めたように感じられる効果もあると思いました。
時間がない、のではなく、ある時間を、意識的に止めたような効果が。

アトリエの実物大再現とかにも、感心しました。

一番残った言葉は「私は芸術家という言葉が大嫌いです。
私は職人です。みんなそのことを忘れている。」という言葉。
強烈なプロとしての誇りを感じました。

量も展示方法も、満足の展覧会でした。
教えて頂いて、ありがとうございました。

関西の皆さん、9月7日までですよ!

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