秀樹を送る。

深夜1時前、
家の近所のおでん屋さん。
箸づかいが少しぎこちない東南アジア系スーツサラリーマンと
カウンターで並んで、話するわけでもなく、
焼酎を飲んでいる。
店のご夫婦二人も何も言わない。
ラジオからは「傷だらけのローラ」がかかってる。
なんか、秀樹を送るのにふさわしい昭和な夜だ。

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