最後の維新派舞台。

そして舞台。公演中は撮禁なんで、
さっき上げたのと同じ写真ですが、こんな見た目。
ど真ん中の一番後ろの席、
つまり、一番俯瞰から見える席だった!
ひとりひとりの役者の顔とか興味ないので、
舞台が見渡せる席で、得した気分。
左見れば、内橋さんが演奏してるのも、かすって見える。

真正面は、生駒山。結局6時過ぎまでは、この夕日の色がかすかに残ってて、
それと維新派の役者の服の色、
それに当たる照明がえも言われん美しい世界を作ってました。
そして、柱の向こうは草むら。
それに照明が当たったときの、、
おっとこれを言ったら野暮かもしれんな。

やっぱり維新派のステージは美しいな。
どの瞬間を切り取っても、グラフィカルで完成度が高い。
そしてセリフは、もうセリフと言うより音楽だ。
たからこそ、じゃんじゃんオペラと言うんだろうけど。
リズムも音程の高低もあるんだけど、
そのリズムも高低も基本的に関西弁のアクセントを
活かした形で作られているのが、いいなあ。

やはり、関西の文化を下支えしてきたのは維新派なんやろなあ。
維新派から発信される舞台はもちろん、
その舞台を構成する美術、屋台村も同じ美術スタッフらしい。
そして音楽。使われる音楽もそうだけど、
屋台村で演奏される音楽も含め、
いろんな分野で、維新派が今まで関西で果たしてきた役割は大きい思う。
それがごっそり抜けてしまう影響は、
5年後、10年後にジワジワ効いて来るんちゃうかな、とかチラリと思ったが、
今は、維新派の美しいアートを楽しむ時間だ。
屋台だけでもええから来たい!と思ってたけど、
やっぱり舞台も観れて、ほんとうに良かった。
しかし、この季節にじっと座って野外で観るステージはかなり寒い。
特に足元。
これからお出かけの皆さん、
防寒対策を思ったより、少し余分にして行ってください。

舞台後は、お楽しみの屋台村。
とりあえず「これは外せない」モンゴルパンに向かったが、
みんなよう知ってはる。
すでに長い列が出来てて、かなり待った。
けど、待っただけのことはある。
この塩味!やはりこれを食わねば!やな。

維新派にきたら、モンゴルパンを食うとです!

そうこうしてるうちに屋台ライブ、スタート。
今日の「じゅげむ」ってバンドは知らんなあ、と思ってたら、
メインボーカルは、難波屋の厨房でときどき見かける
スキンヘッドのお姉ちゃんや!名前、マギーさんに聞いて、
古市さんにも聞いたけど、忘れてしもた。
(※インドシさんでした!)
その前で、ライブペインティングもやってはりました。

屋台村ライブはこんな感じ。
手前でライブペインティング。

そのあとは、クロワッサンサーカス。
ギターの伴奏はガンちゃん。
最近、ガンちゃんとの遭遇率、高いわー。
サーカスはおもろいんやけど、高所恐怖症のワシとしては、
ほぼ真上に来るイメージの空中ブランコは、ほんまに心臓に悪く、
顔引きつりまくりました。
近くにいた子どもがワシの「ヒッ!」てゆー声聞いて、
ニヤニヤしてやがった。
くそー。

最後、音凪屋台でカリー春雨のソーダ割りを飲んで、
昼に来た道をまた帰りました。
西大寺の駅から意外と遠く、
歩いて20分あまり。
その半分が平城宮趾の中なので、
昼間はともかく、夜は真っ暗で、けっこう怖い。
ところどころにいる警備のおじさんたちにかなりホッとする。
あと、平城宮趾内は禁煙らしいので、
屋台村も全面禁煙です。
喫煙者の方は、ご理解、ご覚悟の上、
お楽しみください。

とにかく、屋台村だけでも「最後の維新派」です。
空気に触れておくだけでも価値のある祭だと思いますよ。

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