魔女たちの祭典@ムジカジャポニカ 。

土曜は、ムジカジャポニカにて、
魔女たちの祭典、もとい女性ボーカルバンド3組。

トップは、せい子さんの夕凪。
東阪別居バンド、夕凪の演奏は、年に3回、
春一、レインボーヒル+もう一回くらい聴ければええとこなんで、
貴重な機会ですわ。

ソロでも神々しい観音さんのようなせい子さんの声が、
夕凪という御神輿に載って、さらに崇めたくなるほどの
慈愛に溢れた演奏になり、もう陶酔の境地ですわ。
これがアガペー?って、神道なんか、仏教なんか、キリスト教なんか。
せい子さんひと言、「今日はこれからえげつないのしか出て来んで」。
客席から「「あんたが一番えげつないやん!」その声は多分春子やな?

続いて、ドクロズ。
たぶん見るのは久しぶりやし、
こういうコンパクトなお店で見るのは初めてかもしれん。

ビジュアルを裏切る気合の入った痛快なロックやねんけど、
MCがおもろすぎる!!
ボーカルのアサコさんとベースのおやびんさんのやり取りは、
ほんま、音曲漫才か!思うほど。
アサコさん、ベッピンさんやけど、切り返し、うますぎ!!
全体の1/3はMCやったんちゃうやろか。
客席からの「アサコ、きれいやで~~」(たぶんせい子さん)の声に
「や!今なんて言わはったん?」て、京女らしいはんなりとした、
でもテキパキとした鋭い返し。
そーそー、ほんまもんの京女って、はんなりはしてるけど、
おっとりはしてなくて、どっちかというとチャキチャキに近い気がする。
まさしく、京女らしい、おもろい会話聞けました。
あとでせい子さんに聞くと
「昔はMCほとんどやらず、喋っても、死ね!とかボケ!としか言わんかった」
「ほんで、『毒口』で『ドクロ』やねん」らしいです。
音楽もメッチャええんやけど、
MCだけのステージあってもワシは行くと思うわ。

で、トリは、トリ?これがトリなん??の桜川春子とレミーマルタン」。
もうこれが、おもろい!!
いきなりシスターのかんちゃんが噛んで
笑いが止まらなくなったのは、ご愛嬌だが、
しっぶいギターに黒っぽいリズム隊、
ほんでカンちゃんのアコーディオンが絡んで、
めっちゃかっこいい音なんやけど、その音の中で、
春子が自由に下品に歌う、MCする。

女を捨てた、というよりさらけ出した思い切りのええエンターテイメント、
いやらしさより、おもしろさが勝ってるから、
下品なんやけど、汚くない。
一周回ってかわいらしい気さえしてきますわ。
ほんま、春ちゃん、最高やで!!
また観に行くで~~。

終わってから、恒例のご歓談タイム。
この日はかんちゃんといろいろ話できた。
実は、レミーマルタンはかんちゃん発のアイディアというのは、驚いた。
春子さんが弾き語りやってるの見て、
かんちゃんが「せっかくおもろいのに、両手がふさがってるのはもったいない!
春子さんの両手を解放してあげたい!!」と思ったのが
スタートだという話なのだ。
かんちゃんは、こんな風に、人のいいところを引き出すのに、
天才的な直観力がある。
ナオユキさんに「ミュージシャンと一緒にライブすれば?」と
言ったのもかんちゃんらしい。

そんなわき役に回れば超一流のかんちゃんが今、
自分のアルバムをいろんなミュージシャンに参加してもらいながら、
録音しているという話も聞けた。
そういう立場に立つと、今まで見えなかったことがいろいろ見えてきて
「なんで今までやらんかったんやろう!」くらい楽しいらしい。
アルバムは9月くらいにできる予定だという。
めっちゃ、楽しみや!!

そんな話をしてる間に、気がつけば、クアトロ~サイゼ流れで、
「デキシー・ド・ザ・エモンズ」の出演者、アベ・ジュリーさん、
ハッチハッチェルさん、戸一朗さんと全国から集まった観客たちが
大乱入!!

今日は、働きたくなかった!!というせい子さんも
働かざるを得ない状況になってしまった。
ハッチさんに「みやこじまからも来てる人もいるんだよ~」と
宮古島から来た5人くらいの人々を紹介され、
「え?天六の隣の?」と何回か聞くと
「あ、大阪来たって感じ!」と皆さんに喜ばれる。

気がつけば、二時過ぎ、元々のライブ関係者は、
出演者兼お店のせい子さんと観客のワシ、
残る20数人はすべて、クアトロ流れという不思議な夜になってしまった。
ワシは、3時過ぎにさすがにおいとましたが、
あのあと、どうなったことやら。

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